「チーム・バチスタの栄光」海堂尊 

映画公開中である。
原作は「このミス」大賞のとき、某カートに入れたものの、
レジに運ばれるチャンスをなんとなく逸していたもの。
映画評は◎のものもあるが、
「原作のスピードや緊迫感をなくしてしまっている」との声もある。
友人談によれば、「1,000円(=Lady's Day)なら許す」とのこと(^^;
それならば、まずは原作を読もうじゃんということになった。
文庫版も出たことだし。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
(2007/11/10)
海堂 尊

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さすがにおもしろい!
作者・海堂尊さんは、某紙インタビューのお顔を拝見したとき、
「なんか、三谷幸喜さんに似てる」と思ったが、
やっぱり作品も三谷さんにどことなく似た風情がある。
優秀な頭脳と、ユーモアと、シニカルな視点を兼ね備えた
稀代の表現者だ。
とにかく、文章がうまい。リズム感が卓越している。


 「スタッフの視線が、桐生から俺に集中する。俺はどぎまぎした。
 由来を説明するガイドに指されて初めて注目された、博物館の
 地味な展示物の気持ちがした」

・・・みたいに、真剣な場で笑わせる。ケッサクなのだ(^o^)b
全編、すっごくおもしろくて、やめられない、止まらない、
一気に読ませ、筋のおもしろさだけでなく、
自分の主張=社会批判や問題提起もしており、すばらしい。

ただ、事件が一件落着した後の、22章と終章が、やや長い。
ここ、白鳥の手紙で、後はいらない。
安い2時間サスドラみたいで、なんかやだな、ここは。
(いや、↑これも、作者の狙いなのか?)

映画のキャストは概ね、グッドだと思う。
白鳥の阿部寛ちゃんも、欲を言えば、かっこよすぎだけど、
でも、ドラゴン桜やトリックみたいに演ってるんだろうな、と想像がつく。
ただ、田口を竹内結子にしてしまったのは、ぜったいいけない。
田口は、社会を斜めに見て、内面に屈折した思いあり、皮肉たっぷりの、
喰えない男なのだもの、
竹内さんはすごくきれいだけど、これはだめだよー!とおもふ。
できれば、羽場役の田口浩正さんなんかに
やってもらいたかったなぁ。。。
映画は、とりあえず、まぁ、いいや。原作で満足したから。



コメント

 
原作にはかないません。
華麗なる一族は脱力です。
学芸会みたい。
チーム・バチスタの桐生は「白い巨塔」財前を
高潔な人格にしたみたいなので、
故・田宮さんがいいとおもふけど、唐沢くんでもいいし、
けど、吉川晃司もなかなかよかったらしいよ。
「華麗なる」はなんといっても原作が偉大ですからなぁー。
近所のレンタルやで、やっと「サイドカーに犬」を借り
例のドラマはなんだかんだで観られなかったわたしですが
竹内結子さんが気になり、ちょっといってみようかなぁと
思っていた作品でした。
お! と飛んできたところです。原作は読んでみます。
そうかぁ……田口氏のキャストのほうが……という表現で
なんとなく「ちがうキャラ」感がつかめた気がします。
ありがとうございます!
これ、映画館で息子と見てきました。
原作を読む前だったからでしょうが、竹内結子の役もこれはこれでOKと思いました。
原作を今、手に握ってます。いつ読もうかな。
>はなちゃん

「サイドカーに犬」は観てないんだけど、よかった?
田口キャラは、原作ではああいう感じなのよね、
アクの濃さが、やはり田口先生には必要かと。
なんか、[海堂尊さん=田口先生=田口浩正さん]ってのが
私の中にできてしまってます(^^;

>きんちゃん

お、観てきましたか。
私、友達に「なんで先に読む?観てから読めばいいのに」
と言われました。
きんちゃん、正解です(^^
竹内さんは、「ただボーっとしたテンネンの田口先生」を
それなりに好演してた、あれはあれでいい、
とも言われたわ。なるほどね〜 


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