「チョコレートコスモス」恩田陸
これ、おもしろかった!
「夜のピクニック」を読んだ後に、出てすぐ買ったものの、
即読みした友人C(^^のブログを読んで、なんとなくそのままにしてた。
(06年3月刊。04.6〜05,8連載)
けっこう長編(516P)だが、ノリ始めるとサクサク読める。
装丁(平野甲賀)もステキだ。sakuraさんの版画もいいが、
開き中表紙の中島博美さんの写真が、すごく雰囲気があって、
すばらしくよい。
一言で言うなら、「演劇ロマン」てことになるかな。
舞台に情熱を燃やす若者の群像ストーリー。
恩田さんはこの(若者+群像+夢)スタイルがお得意だし、
とても恩田さんらしい作品。
舞台関係者とか、プロとかが読んだらどうなのかはわからないが、
私程度の舞台ファンが読むにはすごくおもしろくて、
いっしょにワクワク、ゾクゾクする。
反対に、演劇系に興味のない人が読むには、おもしろくないのかも
しれないけど。(古典的な作品の即興アレンジとかも出てくるし)
(以下、ネタバレ考慮してますが、一応ご注意)
伝説的な大物映画プロデューサーが、20年ぶりに舞台に復帰、
新設国立劇場のこけらおとし公演に新作を打つことになる。
そこで演じられるのは「女優のふたり芝居」だ。
そのためのオーディションにかける女優たちの姿。
それに絡む演出家、脚本家、友人などなど、多くの人々の思い。
芸能一家に生まれ、幼い頃からこの世界に生き、21歳で
すでに長い芸歴を持つ、美しく華やかで、才能あふれる響子。
その友人で親戚筋の、やはり芸能一家の生まれだが、
少女時代には特に芸能に関らず、美人でもない、しかし最近急に
集中的に実力を発揮して注目されている葉月(27歳)
アイドル出身だが女優をめざす野心家で、実際に力をつけてきている
かわいい系のあおい(18歳)
そして、まったく経験がなく、自分に才能のあることも知らず、地味で平凡、
でも天性の天才的なカンを持ち、誰もを驚愕させる飛鳥(19歳)
そして、そのほかの、舞台を愛し、演劇を愛し、その「どこかにある、
つかむべき何か」を目差している若者たち、若者の心を失わない大人たち。
舞台の上の、暗がりの向こうの、そこに何かが隠されている。
それを感じたい、手に入れたい。どこまで行けば手に入るのか。
どうやって向かっていけばいいのか。でも、私はそれが欲しい!
たぶん、舞台をやっている人たちは、みんなその「何か」を求めて
やってるんだろうな。そして、それを観にいく者たちは、
その「何か」をつかんだ俳優の姿を見たい、いっしょに歓喜と陶酔を
味わいたい、そう思って通い続ける。
響子、葉月、あすか、そして還暦の大女優・徳子、
これらの人物は輪郭がはっきりと明確に描かれていて、非常に魅力的。
ただ、飛鳥が、いまひとつ、どういう子なのか、実在感に欠ける感じ。
しかし、こういう子、そういるわけじゃないし、いたら、やっぱり普通とは
違うだろうし、そうなると、こういう描き方になるしかないのか、と思ったり。
恩田さんはキャラメルボックスのために作品を書いているし、
W大だし(飛鳥たちのいるのもW大)、演劇の経験者かなと思ったが、
そうではないんだって。
ちなみに恩田さんはアルトサックスをやっていたんだそうな。
以前に、劇団四季の女優を追ったTV番組を見た。
深夜にランニングマシーンで走りながら歌い続ける姿、
セリフを全部母音のみにかえて発声を確認する姿。
そういうのが読んでいたらダブってきた。
みんな、がんばれ。
「夜のピクニック」を読んだ後に、出てすぐ買ったものの、
即読みした友人C(^^のブログを読んで、なんとなくそのままにしてた。
(06年3月刊。04.6〜05,8連載)
けっこう長編(516P)だが、ノリ始めるとサクサク読める。
装丁(平野甲賀)もステキだ。sakuraさんの版画もいいが、
開き中表紙の中島博美さんの写真が、すごく雰囲気があって、
すばらしくよい。
![]() | チョコレートコスモス (2006/03/15) 恩田 陸 商品詳細を見る |
一言で言うなら、「演劇ロマン」てことになるかな。
舞台に情熱を燃やす若者の群像ストーリー。
恩田さんはこの(若者+群像+夢)スタイルがお得意だし、
とても恩田さんらしい作品。
舞台関係者とか、プロとかが読んだらどうなのかはわからないが、
私程度の舞台ファンが読むにはすごくおもしろくて、
いっしょにワクワク、ゾクゾクする。
反対に、演劇系に興味のない人が読むには、おもしろくないのかも
しれないけど。(古典的な作品の即興アレンジとかも出てくるし)
(以下、ネタバレ考慮してますが、一応ご注意)
伝説的な大物映画プロデューサーが、20年ぶりに舞台に復帰、
新設国立劇場のこけらおとし公演に新作を打つことになる。
そこで演じられるのは「女優のふたり芝居」だ。
そのためのオーディションにかける女優たちの姿。
それに絡む演出家、脚本家、友人などなど、多くの人々の思い。
芸能一家に生まれ、幼い頃からこの世界に生き、21歳で
すでに長い芸歴を持つ、美しく華やかで、才能あふれる響子。
その友人で親戚筋の、やはり芸能一家の生まれだが、
少女時代には特に芸能に関らず、美人でもない、しかし最近急に
集中的に実力を発揮して注目されている葉月(27歳)
アイドル出身だが女優をめざす野心家で、実際に力をつけてきている
かわいい系のあおい(18歳)
そして、まったく経験がなく、自分に才能のあることも知らず、地味で平凡、
でも天性の天才的なカンを持ち、誰もを驚愕させる飛鳥(19歳)
そして、そのほかの、舞台を愛し、演劇を愛し、その「どこかにある、
つかむべき何か」を目差している若者たち、若者の心を失わない大人たち。
舞台の上の、暗がりの向こうの、そこに何かが隠されている。
それを感じたい、手に入れたい。どこまで行けば手に入るのか。
どうやって向かっていけばいいのか。でも、私はそれが欲しい!
たぶん、舞台をやっている人たちは、みんなその「何か」を求めて
やってるんだろうな。そして、それを観にいく者たちは、
その「何か」をつかんだ俳優の姿を見たい、いっしょに歓喜と陶酔を
味わいたい、そう思って通い続ける。
響子、葉月、あすか、そして還暦の大女優・徳子、
これらの人物は輪郭がはっきりと明確に描かれていて、非常に魅力的。
ただ、飛鳥が、いまひとつ、どういう子なのか、実在感に欠ける感じ。
しかし、こういう子、そういるわけじゃないし、いたら、やっぱり普通とは
違うだろうし、そうなると、こういう描き方になるしかないのか、と思ったり。
恩田さんはキャラメルボックスのために作品を書いているし、
W大だし(飛鳥たちのいるのもW大)、演劇の経験者かなと思ったが、
そうではないんだって。
ちなみに恩田さんはアルトサックスをやっていたんだそうな。
以前に、劇団四季の女優を追ったTV番組を見た。
深夜にランニングマシーンで走りながら歌い続ける姿、
セリフを全部母音のみにかえて発声を確認する姿。
そういうのが読んでいたらダブってきた。
みんな、がんばれ。
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おっと、友人Cさんブログにはわりとクールな書き方だったと
記憶してるけど、「文句なしにおもしろい」ときましたな(^^
続編って「中庭の出来事」? 昨日本屋さんにあったけど、
迷ってやめてきた。けど、やっぱ読んでみようかな〜。
「がらかめ」 私、読んでないのよ。筋はちょこっと知ってて、
たしかにダブるんだろうなーと思うし、気になるっす。
ただ、これ、たぶん読み始めたら止まらない、でしょ。
そこが怖いなーーー!
記憶してるけど、「文句なしにおもしろい」ときましたな(^^
続編って「中庭の出来事」? 昨日本屋さんにあったけど、
迷ってやめてきた。けど、やっぱ読んでみようかな〜。
「がらかめ」 私、読んでないのよ。筋はちょこっと知ってて、
たしかにダブるんだろうなーと思うし、気になるっす。
ただ、これ、たぶん読み始めたら止まらない、でしょ。
そこが怖いなーーー!
恩田さんのは、読み出したらとまらないのが多くて困る。
妹がファンで、結構文庫を借りてくるけど、イッキ読みしちゃったりするのよねー。^^;
徹夜読書は避けたいから、寂聴さんにしとこう。(汗)
妹がファンで、結構文庫を借りてくるけど、イッキ読みしちゃったりするのよねー。^^;
徹夜読書は避けたいから、寂聴さんにしとこう。(汗)
>徹夜読書は避けたいから、寂聴さんにしとこう。(汗)
(^^:
けど、この頃さ、徹夜読書するパワーそのものが枯渇してきてさ、
読みたくても睡魔に負けてしまふ私がいるのだ。
気持ちは読みたい・・・なのに、目がつぶってしまふ・・・ムリして読んだら、
あら、朝には覚えてないよー、あらー、
みたいな(^^;;;
(^^:
けど、この頃さ、徹夜読書するパワーそのものが枯渇してきてさ、
読みたくても睡魔に負けてしまふ私がいるのだ。
気持ちは読みたい・・・なのに、目がつぶってしまふ・・・ムリして読んだら、
あら、朝には覚えてないよー、あらー、
みたいな(^^;;;
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私は舞台は見に行かないんだけど
(つうか行ったことないんだけど;^^)、
がらかめを彷彿とさせたなあ。
文句なく面白かったよ。