2017年9月22日
三重県文化会館 中ホール
松竹大歌舞伎(西コース)
中村橋之助改め 八代目中村芝翫襲名披露
中村国生改め 四代目中村橋之助襲名披露
中村宗生改め 三代目中村福之助襲名披露
一、猩々
二、襲名披露 口上
三、熊谷陣屋

三重のホールで歌舞伎を観るのは初めてだったが、
この中ホールはどこからもとても見やすいようにできており、とてもよいと思った。
花道がない(できるように設計されてない)のが歌舞伎公演には残念ではあるが。
おめでたく華やかな松羽目物「猩々」で幕開け。
松緑さんの猩々に率いられて、新・橋之助、新・福之助のお二人が登場。
品よく、若々しく、一生懸命真摯に演じておられる初々しい様子が見えて好感。
酒売りは梅花さん。今回、二代目芝喜松改め、四代目梅花を襲名された。
口上はいつも晴れ晴れしくて、お祝いムードに満ちて気持ちがいい。
今回、成駒屋の三人の息子さん共々の襲名披露ということで
特別な慶事であり、喜びにあふれつつ、身を引き締めるという口上。
(末子の新・歌之助さんは、学業のため、従業はお休み)
さて、三つめの「熊谷陣屋」、これは、主家のためにわが子を犠牲に
するという、私はあまり好きな演目ではない。
しかし、今回は、扇雀さんの相模が、期待をさらに超える素晴らしい演技で、
引き込まれ、涙を誘い、感動した。
芝翫さんの熊谷も「芝翫型」という成駒屋に伝わる独自の型で演じられ、
気力に充ち、また、主君への忠誠と、親の愛の間で苦しむ悲哀も
十分に伝わり、とてもいい演目だった。
彌十郎さんの陀六、とても素晴らしかった!
「待ってました!」があちこちから一斉にかかるべきところだが、三重のホールは
おとなしめで、残念。
大向さん、全体的に静かめ。もっと生き良く声掛けしてくれるとうれしい。
義経は梅玉さん。
今回、これまで「歌舞伎はいいや(=遠慮します)」と言ってきたじいやが
トシのせいか、日本に伝統芸能も観ておきたい、などと言い出し、
いっしょに行った。
せっかくの機会だからもっと派手な演目がいいのだが、と思ったが、本人は
「よかった!感動した」とのこと。まあ、よいにこしたことはない。メデタシ。
三重県文化会館 中ホール
松竹大歌舞伎(西コース)
中村橋之助改め 八代目中村芝翫襲名披露
中村国生改め 四代目中村橋之助襲名披露
中村宗生改め 三代目中村福之助襲名披露
一、猩々
二、襲名披露 口上
三、熊谷陣屋

三重のホールで歌舞伎を観るのは初めてだったが、
この中ホールはどこからもとても見やすいようにできており、とてもよいと思った。
花道がない(できるように設計されてない)のが歌舞伎公演には残念ではあるが。
おめでたく華やかな松羽目物「猩々」で幕開け。
松緑さんの猩々に率いられて、新・橋之助、新・福之助のお二人が登場。
品よく、若々しく、一生懸命真摯に演じておられる初々しい様子が見えて好感。
酒売りは梅花さん。今回、二代目芝喜松改め、四代目梅花を襲名された。
口上はいつも晴れ晴れしくて、お祝いムードに満ちて気持ちがいい。
今回、成駒屋の三人の息子さん共々の襲名披露ということで
特別な慶事であり、喜びにあふれつつ、身を引き締めるという口上。
(末子の新・歌之助さんは、学業のため、従業はお休み)
さて、三つめの「熊谷陣屋」、これは、主家のためにわが子を犠牲に
するという、私はあまり好きな演目ではない。
しかし、今回は、扇雀さんの相模が、期待をさらに超える素晴らしい演技で、
引き込まれ、涙を誘い、感動した。
芝翫さんの熊谷も「芝翫型」という成駒屋に伝わる独自の型で演じられ、
気力に充ち、また、主君への忠誠と、親の愛の間で苦しむ悲哀も
十分に伝わり、とてもいい演目だった。
彌十郎さんの陀六、とても素晴らしかった!
「待ってました!」があちこちから一斉にかかるべきところだが、三重のホールは
おとなしめで、残念。
大向さん、全体的に静かめ。もっと生き良く声掛けしてくれるとうれしい。
義経は梅玉さん。
今回、これまで「歌舞伎はいいや(=遠慮します)」と言ってきたじいやが
トシのせいか、日本に伝統芸能も観ておきたい、などと言い出し、
いっしょに行った。
せっかくの機会だからもっと派手な演目がいいのだが、と思ったが、本人は
「よかった!感動した」とのこと。まあ、よいにこしたことはない。メデタシ。
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最終更新日 : 2018-01-23