「クワイエットルームにようこそ」DVD

松尾スズキ:原作・脚本・監督
原作は06年芥川賞候補作

クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組)クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組)
(2008/03/19)
りょう内田有紀

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明日香(内田有紀)は28歳のフリーライター。
締切りに追われてたはずなのに、ある日、体を5点拘束されて
クワイエットルームで目覚める。
そこは女子の閉鎖病棟。
記憶が飛んでいる。
彼氏のてっちゃん(宮藤官九郎)の話をつなぎ合わせて考えるに
オーバードーズで担ぎ込まれたらしい。
あれは過失のはずなのに、みんなは自殺未遂だと思ってるみたいだ。

このあたりは松尾スズキ流のドタバタとチグハグとナンセンスで
おおいに笑わせる。
てっちゃんのなさけなさがすごくいい(笑
でも、放送作家のてっちゃんは忙しい。つきっきりでいられない。
で、子分のコモノ(妻夫木聡)がかわりに病室にやってくる。
コモノが、これまた、超バカなヤツで ┐(´ー`)┌
こんな妻夫木クンは、他ではちょっと見られない。

病棟には、過食の西野(大竹しのぶ)やら、拒食のミキ(蒼井優)やら、
クールで強力なすご腕ナース(りょう)とか、
その他、松尾スズキとその仲間たち、って感じの面々が勢ぞろい。
一抹の違和感と不安を漂わせながら、ストーリーは進む。

病棟での14日間を終え、自分のリアルな姿と未来をしっかりと
つかんだ明日香が去っていくラストが印象的で、爽やか。

人は、生きていれば、少なからず、エラーを重ねていくし、
そうすると後悔もたまるし、でもよく生きたいと思うほどに、あがき苦しみ、
どうしようもなくこんがらがっていく。
それを、「まあ、こんなもんね」とスルーできる人と、「ダメだ。どうしよう」と
真っ向から対峙してしまう人とがいて、
同じことでも、心を病んでしまう人と、何事なく健やかに過ごせる人がいる。

それは、どうしようもできない絶対的な相違なのだけど、
願わくば、昨今のこんなにみんなが絶望感を抱えつつ生きている社会
てのは、本来あるべきではなくて、
普通に生きて、普通に希望が持てて、普通に楽しい社会で
あってほしいと思う次第で。
特別じゃなくても、希望に満ちていると思える社会。
そんな価値観の一掃と刷新は、なかなか難しいだろうなぁ。。。
だからこそ、等身大の自分を、しっかりつかまえていかなければ。


コメント

 
こんにちは。
内容と舞台もすごいですが
出ている女優がすごいですね。
(すごいすごいって子どもみたいですみません……)

こちらにお邪魔したら観てみたくなりました。週末にでも行こうかな、と思います。
ツ●ヤへ(笑)
ご紹介ありがとうございました。

あ、後半部分、とても共感しました。
ほんとに、そう思います。
うん、すごいんですよ(^0^;
熱演賞は妻夫木くん、怪演賞は大竹しのぶさん、
こわかったで賞はりょうさんです(^^
青井優ちゃんは小枝みたいに細かったで賞です。
クドカンにはさすがあっぱれ賞をあげましょう。
賞の連発しすぎで、学芸会みたいですかね(^^;
とにかく、すごいみなさんです。観てみてください。

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