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「午後二時の証言者たち」天野節子

「午後二時の証言者たち」 天野節子

下校途中の8歳の女の子が交通事故で亡くなった。
横断歩道で乗用車に衝突され、腹部打撲による総腸骨動静脈損傷、
出血多量でどうやっても助けられない状態だった。
事故の目撃者は一名のみ。

数か月後、救急車の最初の搬送要求を断った病院の医師が刺殺される。
そして、事故車の運転者もナゾの死をとげる・・・・・
犯人は誰か?
埼玉県警と警視庁の捜査がクロスするところに浮かび上がってくるのは?
次に命を狙われるのは誰だ?
警察がマークしているのは誰?

登場人物は、最初の病院の外科部長、その不倫相手のエステティシャン、
外科部長とその前に関係のあったベテラン看護士、
そして、事故を起こした大手スーパーの後継者のドラ息子、
事故の唯一の目撃者である女性、弁護士、
岡田優子という謎の女性、そしてシングルマザーである女児の母親。

ストーリーはそれらの人物の視点から多角的に語られ、真実の所在を
不明瞭にする。
が、本作は謎解きに主眼があるのではなく、人間模様、「人の心」という
点にある。
一気に読ませるが、ミステリー作品としてはもうひとつで、“泣かせる作品”
という主旨において、好き嫌いがわかれるところだろう。

女児の母親の独白が、やや冗漫でストーリーの緊張感を損なわせている。
著名な少女小説家の作品というのも余計な感じ。

自分の命に替えても救いたいと願う愛する子どもを失った親の悲しみは、
想像するだに苦しく、誰もが深く共感するところだ。
「あの子は、絶対に赤信号では渡らない」というのも、苦しいほどわかる。
ただ、自分の生い立ちによって我が子の生活も限定してしまう気持ちは、
どうなのだろうか…?

少なくとも、どんなに生活に貧窮しようとも、どんなに幸薄い人生であろうとも、
偽証はしない。そんな大それたことを、お金で売ろうとはしない。
と、私は思うのだが。。。

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