9月23日名古屋市博物館「世界遺産 ポンペイの壁画展」約2000年前、地中海の風光明美な土地に栄えていた町ポンペイは火山の噴火によって一瞬にして消滅してしまった。このあまりにも有名な史実は、火山灰に固められて化石となった人々やその備品等とともに、当時をそのままに地中に保存しており、貴重な歴史遺産となっているが、今回はその出土の壁画のみに焦点をあてた展示。古代ローマの町の邸宅や別荘を美しく彩っていた壁画の...
名古屋市博物館
「世界遺産 ポンペイの壁画展」
約2000年前、地中海の風光明美な土地に栄えていた町ポンペイは
火山の噴火によって一瞬にして消滅してしまった。
このあまりにも有名な史実は、火山灰に固められて化石となった人々や
その備品等とともに、当時をそのままに地中に保存しており、
貴重な歴史遺産となっているが、
今回はその出土の壁画のみに焦点をあてた展示。
古代ローマの町の邸宅や別荘を美しく彩っていた壁画の数々。
その豪華さ、規模の大きさ、現代に比べてもまったく遜色ない美しい
色彩感覚、表現の豊さ、感性のみずみずしさに目を見張る。
豊富な顔料を惜しげもなくふんだんに使い、広大な邸宅の壁面に
ためらいなく存分に描ききった、大胆というか、おおらかというか。
神話の神々とともに人々が人生を謳歌していた時代。
古代の地中海の美しい街の様子が偲ばれる。
率直に「すごいなぁ・・・・!!」という感嘆。
日本のお寺や神社にも素晴らしい歴史的壁画はたくさんあるが、
あれはもう少し後の時代だね。
しかし、そこに壁があるから、描かずにはおられない、という発想は
同じだなあ。そうやって神々や仏たちと共にあるという喜びを持つ。
人の生命が祝福された素晴らしいものであると実感する。
その感覚は、表現は変わっても現代にも継承されている。
長い長い歴史の人間の営みを思った展示でした。
一方、神話の世界のことなどが、解説を読まないとよくわからない、
というのが毎度の反省点でありまして。
「勉強不足」というのは日々痛感しまくり、後悔しきり。。。
もっと勉強しとけばよかったと思う時すでに脳ミソは老いており・・・

ねぇ!すごいですよね。スケール大きい~!
こんな壁画のあるおうちでどんな暮らしをしてたのでしょうね。
描いた人はどんな気持ちだったのでしょうね。
いろいろ心がわき立つような壁画の展示でした(^^
博物館のサイトで 詳細覗いてきました。
当時の食堂を再現してあるのですね。
わくわくする企画ですね。
迫力ある壁画です!