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名フィル ウインド・オケ

名フィル・ウィンド・オーケストラ2016
〈陸上自衛隊第10音楽隊×名フィル スペシャル・ジョイント・コンサート〉

リード: ヴィヴァ・ムジカ!
【2016年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲】
[課題曲Ⅰ] 矢藤学: マーチ・スカイブルー・ドリーム
[課題曲Ⅱ] 山本雅一: スペインの市場で
[課題曲Ⅲ] 西村友: ある英雄の記憶
[課題曲Ⅳ] 鹿島康奨: マーチ『クローバー グラウンド』
[課題曲Ⅴ] 島田尚美: 焔
ミヨー: フランス組曲 作品248
小山清茂: 木挽歌[吹奏楽版]
グレインジャー: 子供の行進曲『丘を越えて彼方へ』
スパーク: 宇宙の音楽

ダグラス・ボストック(指揮)
松田寛史(指揮/陸上自衛隊第10音楽隊隊長)
陸上自衛隊第10音楽隊(吹奏楽)
名古屋フィルハーモニー交響楽団

5月29日 (日)
日本特殊陶業市民会館フォレストホール

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恒例の名フィル+自衛隊音楽隊のウインド・オケ、
吹奏楽好きにはたまらないハイレベルの演奏が存分に楽しめる日。
毎年、その年のコンクールの課題曲の模範演奏があるのだが、
昨年は演奏に関するアドバイスや解説があったが、今年は演奏のみ。
あれだけの演奏を聴かされると、かえって・・・・となりそうな気もするが(^^;
今年はわりと掴みやすい曲が多いように思った。
昨年は指揮者泣かせが多かった感じがしたけど。

後半の3曲がとてもよかった。
「木挽歌」「宇宙の音楽」 まさにブラスの醍醐味。素晴らしい!

サクソフォーン、素晴らしすぎて言葉がでない。涙もの。
--------------------------------
(右から)ソプラノ&アルト・サクソフォーンは、客演の堀江裕介さん。
アルト・サクソフォーンは、陸上自衛隊2等陸曹の龍揖紘一さん。
テナー・サクソフォーンは、陸上自衛隊1等陸士の大上栞里さんです。
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--------------------------名フィルツイッターよりいただきました



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藤田嗣治展 

「藤田嗣治展―東と西を結ぶ絵画―」 名古屋市美術館
5月19日

今回の展示の中ほどに70歳すぎのフジタの父親の肖像があった。
厳格で聡明な父の静かな人格が浮かび上がってくる。そして息子からの
尊敬と感謝のメッセージが伝わってくるいい絵だった。

この父は、軍医として名高く、最高位を与えられた人物、
藤田嗣治は、著名人を多数輩出している名家の生まれだ。
そんな家に生まれた息子が「画家になりたい」と言った時、「よし」と
諾した親がなければ、世界の「フジタ」は存在しなかったのだなぁ。

本展示は、藤田嗣治生誕130年に、その真価を改めて問おうというもの。
東と西の文化と歴史、時代の波、その対立と緊張の中で常に揺れ動く評価に
さらされ、自らは口を閉ざした芸術家の神髄を再検討する。

フランスに渡ったフジタは独特の日本的エッセンスを感じさせる画風で
エコール・ド・パリの寵児となった。
「FouFou」と呼ばれ、華やかな生活を謳歌しているかに見えたが、
一方で、日本人からは「自国を安売りした」と非難されていた。

3人目の妻ユキ(リュシー)4人目の妻マドレーヌらのミューズを得て
フジタの「白」はますます輝き、その女性画は完成度を高めていく。
しかし、フジタの内面では「行き詰まり」のような迷いが生じてきたようで、
新境地を求めて、南米に渡ったり、中国の力士を描いたり、
重くて強い、まったく“フジタらしくない”絵が続く時期もあった。

マドレーヌを病気で亡くし、フジタは帰国、君代を5人目の妻に迎える。
この時期には国の要請を受け、戦争画を多数画いている。
“フジタらしい”テーマとは真逆だが、その精緻なタッチは絶賛され、
フジタの絵の前で涙を流して拝む人々も多くいたという。
ところが、敗戦によって一変、スケープ・ゴートにされたフジタは
扇動画家という激しい批判を浴び、戦争責任を問われることになる。

絶望したフジタは友人の助けを得て、密かに出国、フランスに戻る。
君代とカトリックの洗礼を受け、日本籍を捨て、レオナール・フジタと改名、
ランスに礼拝堂を建立し、芸術に口を閉ざし、生涯日本に戻ることはなかった。
戦後のレオナールは、宗教的な画や、子供の画、室内画などをたくさん描いた。
もう、以前のような「白」の世界は描かなかった。

フジタの人生は、時代の流れと意図しない周囲の思惑に翻弄されたものだった。
その時々にいろいろなタイプの絵を描いたフジタだが、やはりその最高の美は、
「白」を駆使した女性画にあるのは言うまでもない。
夢見るような朧の世界に、魔性のもののように輝く美しい裸体の女性たち。
日本筆を使って描かれた細い黒い輪郭線は、周囲に溶け込み、やがて
その女性は確かに存在感を持ってそこに描かれているのに、本当にその像は
そこにあるのかどうか、はたしてこの今見ているものは現実なのかどうか、
全てが「白」の世界に溶け込んでわからなくなる。

お金もなく、床屋にも行けず、伸びに伸びた髪を自分でザンギリにした
おかっぱ頭が東洋風だと言われ、ロイドめがねをかけた日本の青年は、
FouFou(お調子者)というニックネームをもらい、パリの芸術仲間の世界に
受け入れられ、馴染んでいった。
ネコと女性を愛し、その美しさを賞賛する絵を描いた。
その頃のフジタが真のフジタ、フジタの全てであると思った。

その他の“翻弄されたフジタ”が、深い郷愁を感じさせる。
その時期のフジタの絵を見る人たちのそれぞれ個々の人生を顧みさせる。
誰の人生も、容易なものは、ありえない、そんなふうに思った。

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この日はフジタの人生と真っ向勝負、みたいな構成であったため、
ものすごく疲れてしまった。友人も私もぐったり・・・・
ユキやマドレーヌも語りかけてくるし、フジタもお父様も「どうだね?」と言うし。

音声ガイドが「オダギリジョー」!!ってことで~♪
これは聞かねば!と借りたのだけど、、、
市美術館の音声装置が、めちゃ昔風のフル装備のヘッドフォンに
古いエアコンのリモコンみたいな大きなものをつないであるやつで、
それをぶら下げて2時間ほども歩いたので、重いし、肩が凝るし、疲れ倍増・・・・
髪はぺしゃんこになるし・・・・
おまけにオダギリの声はちょこっとだけで、あとはほとんど女性の声だし・・・・


でも疲れたけど、フジタの頂点の作品がたくさん見られて、とてもよかった。
本物の力はやっぱり凄い。とてもよかった。





名フィル 2016年5月定期

第435回定期演奏会

ショスタコーヴィチ:バレエ『黄金時代』組曲 作品22aより「序奏」,「ポルカ」,「踊り」
シュニトケ:ヴィオラ協奏曲
ショスタコーヴィチ: 交響曲第6番ロ短調 作品54

[指揮] ドミトリー・リス(指揮)
[ヴィオラ] アンドレア・ブルガー
[コンサートマスター] 荒井英治(客演)
名古屋フィルハーモニー交響楽団

5月20日 愛知県芸術劇場コンサートホール

--------ロビーコンサート-------------
木管三重奏
[オーボエ=竹生桃、クラリネット=浅井崇子、ファゴット=三好彩 ]
イベール:木管三重奏のための5つの小品
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芸術監督としてウラル・フィルを世界的な注目を集めるまでに躍進させた、ロシアの名匠リスが名フィル初登場! 2015年第3回東京国際ヴィオラコンクールを制したスイスの新鋭ブルガーと共に、ソヴィエト連邦が生んだ最重要作曲家二人のレガシーに挑みます。<名フィルサイトより>
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今月はシュニトケも6番も初めての曲だ。
コンサートに先立ち、恒例ロビーコンサートは「名フィル木管の花」トリオ
による、三重奏。
これがとてもかわいらしく華やかで癒されること~♪
なんて素敵なの~(*^^* と思ったのもつかの間・・・・ハードな本番がスタート。

本日のコンマスはめずらしく客演の荒井さんです。
まずはショスタコーヴィチの「黄金時代」というバレエ組曲からの3曲。
「黄金時代」はバレエというよりも「体操」という感じのものらしい。
ロシアのこの時代のことは資本主義の我々にはよくわからないなあ。
明るく軽快な感じでありながら、やはりタコ先生らしい特色がはっきり見える
3曲でいい感じに高揚し、ウォーミングアップしました。

2曲目は、オケにはヴァイオリンがなし。
その位置には、ハープ、ピアノ、チェンバロ、チェレスタなどが並ぶ。
打楽器もたくさん出てきて、なんというか、ものものしい雰囲気に。
ソロを弾かれるアンドレア・ブルガーさんは、真っ赤なドレスで
真夏の庭にすっくと咲く大輪のダリアのような華やかさだった。

シュニトケの作品を聴くのは初めて。
演奏がとても難しいです!というのが伝わる曲で、素晴らしい演奏だった。
もの凄い集中力と迫力が会場全体を包み込み、聴く方も肩に力が入る。

あなたが、これまで人生でいろいろあっただろうが、その中でも最も辛く
苦しく、重々しい日々を過ごした時期があったなら、それを思い出してみて
ほしい。とてもとても耐えがたい思いの中で、逃げ出すことはできず、
その苦しみが時が来て去るまで、じっと耐えて我慢するしかなかった時、
そんな時があったとしたら、その時の気分だ。
一瞬も救いがない、重々しい35分間。
もの凄く凝縮された世界だった。ソロもオケも渾身の演奏だった。
しかし、また聴く機会があったとしても、もう自分には気力体力がない、
そんな曲でした。

休憩をはさんで、後半。
ごめんなさい、6番は勉強不足でよくわかりません。
ただ、シュニトケにやっつけられた後だったので、とても救われた感じがした。
イメージ的には、
エーゲ海の小島、美しいけれど静かな、郷愁のある、という第一楽章、
スケルツォで疾走する、タコ先生らしさがあふれる第二楽章、
どことなくスペーシィな感じが煌めく、迫力ある第三楽章、
というような個人的な感想でした。(3楽章形式)

プログラムに、「ショスタコーヴィチの正しい聴き方」という、音楽学者の
一柳富美子さんの文章が載っていた。最新研究によれば・・・・
------------------------------------
ショスタコーヴィチといえば、「二枚舌」、
体制に迎合すると見せて、実は裏では強烈に体制批判をしている、
というのが通説になっている。
しかし彼の二重メッセージは、体制か反体制か、ではなくて、公か私か、
なのである。
5番は不倫を清算するための決意表明、10番も女性問題を絡めている。
「体制/反体制」で解釈するのは愚の骨頂、
そうではなく、どんなプライバシーが秘められているか、を空想するのが
絶対に正しい聴き方なのだ。
----------------------------------
そーなの?不倫問題なの?あの5番が?10番も?・・・・・
私としてはどっちでもいいけど、
何が込められているか、よりも、好きか嫌いか、自分が何を感じるか、
という感覚的な聴き方しかできない私はやっぱりダメなんですよね・・・・




「天下人の茶」 伊東潤

読書過去メモ
「天下人の茶」 伊東潤

これはとてもおもしろかったので、図書館本だったのでメモを取りながら
読みました。それをもとに、ここに自分の備忘として書きましたので、
とても長文です。もし読んで下さる方があれば、ごめんなさい。
そして完全なるネタバレです。未読の方はご注意ください。

秀吉と利休の蜜月関係と利休の切腹、なぜ突然こういうことになったのか、
謎は永遠に深まるばかり。
「利休に尋ねよ」では、利休の悲しい初恋の人の遺品にからめて、それを
解いていた。ロマンチックで素晴らしかった。どう解くかは書き手の自由だ。

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本作は、
1.天下人の茶 第一部
2.奇道なり兵部
3.過ぎたる人
4.ひつみて候
5.利休形
6.天下人の茶 第二部
という構成になっており、最初と最後で秀吉が舞う能の描写が印象的。
能の独特の現世と隔絶された濃い空気感が、読者を作品世界に
一気に引き込み、永遠にそこに留まらせる。

2.3.4.5.に登場するのは、それぞれ高名な茶人である、
牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興の四人。
この者たちと利休とのやり取りで「侘び」と利休自死の謎を解き明かしていく。

兵部は「奇道こそ侘茶の境地」という尊師の教えを追及するあまり、朝鮮で
民に殺される。血筋は最後まで傍流に流された末、途絶える。

掃部(かもん)は「この国を正しき方向に導かれよ」という利休の言葉を
守るべく、秀次と共に秀吉暗殺作戦に働くが、ビビりの秀次のミスで
自分の茶杓で自死する(掃部の作る茶杓は有名)

織部は利休に「自分の茶を継げる才があるのは貴殿だけ」「遠州にはムリ」と
言われた。しかし、謀られて家康父子に織部父子は切腹を命じられることに。
介錯人は皮肉なことに、遠州。
その後、利休の「侘茶」とも織部の「かぶいた茶」とも違う、遠州の知的で洗練
された王朝風の「きれいさび」は、武家茶道の本流として栄えていく。

有名な秀吉の「黄金の座敷」にて。
利休は秀吉の独自の才能を見抜いていた。自分の侘びを超えた何かがある。

「利休、そなたはわしに侘びを教えると言いながら、実は教えてなどいなかった。
実は侘びの境地にわしを近づけたくなかったのだ。
わしのような下賤のものには侘びはふさわしくないというのか」
「侘びはそれがしだけがつかさどるもの。
殿下は天下人。それがしは心のうちをつかさどる。
互いの領地に踏み込まぬこそ、肝要」
ウィン・ウインだった二人の関係に、徐々に亀裂が生じてきた。
もう、利休なくても秀吉は一人で政治も文化(茶)もやっていける、と思う。

「忠興と遠州を、侘び茶の後継者として取り立てる。そなたを殺すのに
なにかよい名目はないか」
「それならば、大徳寺の山門がよいでしょう」
殺すものと殺されるものは雑談をしているように淡々と話を進める。

利休が光秀をそそのかし、信長を葬った。
そして暗躍して秀吉擁立に働いた。秀吉は清州会議でも完勝。
その後も政治・外交から謀略に至るまで、利休は秀吉の参謀だった。
財政面でも秀吉を支えた。
自ずと発言力は高まり、独自の茶の湯の普及へとつなげていく。
美の世界を支配するのは利休、現世を支配するのは秀吉。

しかし、やがて秀吉は大陸制覇という野心を抑えられなくなる。
「天下泰平を目標とした信長と、利己心の秀吉は違う、間違っているぞ」
が、もはや利休は秀吉を統制することができなくなっている。
溝が深まる。

秀吉は利休が煙たい。しかし逃れられない。
明の征服も失敗。孤立していく秀吉。威信の失墜。衰退していく豊臣。
利休を除く。利休を殺す。それしか道はない。

舞いながら秀吉は思う。
「いったい、わしは、誰なのだ」・・・・・



いやあ、凄い。いったい茶道とは何なのだ・・・・ですね。。。
凄まじい男たちのメンツをかけた闘いの舞台です。



「スクラップ・アンド・ビルド」 羽田圭介

読書過去メモ
「スクラップ・アンド・ビルド」 羽田圭介

主人公は資格勉強をしながら、高齢の祖父の世話をする青年。
「じいちゃんなんか、早う死んだらよか」が祖父の口癖。
祖父の毎日はとてもしんどくて、痛くて辛くて、たいへんそうだ。
しかし、家族がいないところではテキパキ動いたり、たくさん食べたり、
風呂で溺れそうになって「あー、死ぬところだった!」と焦るところなど、
じいちゃん、いったい、ほんとのところ、どうなのさ?という感じ。

で、青年は決めたのだ。
じいちゃんの希望を“真摯に”受け止め、苦痛も恐怖もない、穏やかな死を
迎えさせてやるべく、全ての運動機会を阻止し、おいしいものを食べたいだけ
食べさせてやる、そうしてその結果訪れる死を、お望み通り叶えてあげよう、と。

随所、苦笑いの出るところあり、共感する部分あり、考えさせられる部分あり、
で、ざっと言ってしまうことを許してもらえば、
みんな毎日たいへんなんだ、
壊して建てて、また壊して、また建てて、の繰り返し。
そうやって何かが見えてくることもあれば、何も得るものはなかったりもする。
で、あーあ、と思ったり、いいね♪と思ったり、なんだよ、と思ったり、
それでも少しずつ、少しずつ積み重ねて、とにかく生きていくしかないんだ、
ってことだと思う。

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「悪い恋人」 井上荒野

読書過去メモ
「悪い恋人」井上荒野

主人公沙知は財産家の地主一族に嫁いで8年の専業主婦。
会社員の夫、8歳の息子、夫の両親と隣り合わせて住む二世帯住宅。
何不自由なく満たされた、豊かな生活の毎日だ。
ところが、その土地の裏の森に、新たな住宅開発業者が入り、それが
沙知の中学の同級生だったことから、沙知はあっけなくその男と不倫を
始めてしまう。そしてどんどんはまっていく。何の価値もないような
しょうもない男に。
不満は何もない、でもこういう関係になったのは、土地の開発と同様に、
どうしようもないことなのだ、止められないことなのだと続ける。

作品全体にずーっと不穏な重い空気が漂い、読んでいていい感じは
しない。
沙知はその男に恋しているわけでもなく、夫との平穏な暮らしを壊そうと
という気持ちもさらさらない。
ただ、自分が確かに生きている、存在している、ということを、
この平穏な毎日の中では確かに実感しがたい命の実感を確かめるため
だけに、不倫を続ける沙知。
それが、いかにも荒野さんっぽい、淡々とした調子で語られていくのが
なんとも不毛なやるせない怖さを増幅させる作品。

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「あの家に暮らす四人の女」 三浦しをん

読書過去メモ
「あの家に暮らす四人の女」 三浦しをん

去年2015年は谷崎没後50年、今年16年は生誕130年、ということで
谷崎潤一郎へのオマージュ作品がたくさん発表された。
これは「細雪」現代版と銘打たれた作品だ。
ただ、「細雪」と通じる点は、4人の女が忘れられたような洋館にひっそりと
住んでいるというところだけで、あとは完全な三浦しをんワールド。

かっぱのミイラの川太郎、全知全能のカラスの善福丸などが出てくると
おいおい…(^^;…と思いつつ読んだが、
ラストは三浦さんらしい豊かな感動に包まれる。
「生きているものたちよ、キミたちは愛で守られているのだよ」という
美しく優しい、温かな作品。

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「三人屋」 原田ひ香

読書過去メモ
「三人屋」原田ひ香

時間帯によって三姉妹がそれぞれの料理を出すお店「三人屋」
朝は三女・朝日の、手作りパントーストの出る喫茶店、
昼は次女・まひるの、手打ちうどんのうどん屋、
夜は長女・夜月の、絶妙な煮物や漬物などが出されるスナック。
はっきりとした顔立ちと性格の三女、責任感あふれるしっかり者の次女、
そして妖艶なセクシー美女の長女、
それぞれの名前と性格とルックスと、得意料理分野が、うまくかぶらずに
都合よくリンクしているという妙は、ま、小説だからね(^^;
常連客を交えた様々なストーリーも読ませるが、
おいしそうな食べ物を中心に、深刻にならずに楽しめばよい小説。

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「サラバ!」 西加奈子

読書過去メモ
「サラバ!」西加奈子

西さんの作品は以前から好きで読んでいる。
(大雑把にいって)壊れかけた家族の再構築と自分の再認識というテーマで
書いてこられていて、いつもジワッと温かい涙と、ほんわかやすらぎの気持ちを
最後に味わえる、いい本だったなぁ…と思える作品だ。
「サラバ!」は上・下巻の長編で、西さんの自伝的作品と言われている。

責任感あふれる頼れる父親と、チャーミングで華やかな母親、変わり者の姉、
この家族の中に、主人公の圷歩(あくつあゆむ)少年は父の海外赴任先である
イランで生まれた。
イラン革命の時、一時大阪に帰り、再びエジプトへと向う一家。
そこで、家族の崩壊や、激烈な姉の奇行や、現地の友人との交流など、
様々なたくさんの経験を経て、小学生の少年が大人になり、真に成長し、
本当の家族の理解と安らぎを得るまでの日々が描かれている。

やっぱり、西さんの小説はいつもいい。
いつも、とてもいい、と思う。必ず心が震える感動を与えてくれる。

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「鹿の王」 上橋菜穂子

読書 過去メモ
「鹿の王」 上橋菜穂子

長い間本メモを書いてなかったので、本も手元にないし、記憶もぼやけて
きている頃であり、サラッと備忘メモだけ残しておくことにする。
しばらく続きます。あしからず。
この本を読んだのは、去年の半袖の季節だったように思います…(^^;

上橋さんのファンタジー小説。上・下巻の大作。
飛鹿(ピュイカ)乗りの戦士ヴァンと、帝国の医術師ホッサルという二人の
男を主人公に、過去の架空の大地で展開されていく物語。
故郷の民や愛する者たちを征服者から守るべく戦う孤独な男と、
謎の感染症から人々を救おうと奔走するクールなイケメン医師、
この二人が平行しながら活躍するという二重に楽しめる、哲学的でもあり、
科学的でもあり、神秘的でもある、新しい魅力を満喫できるファンタジー。
なかなかおもしろかった。
上橋さんという上品で穏やかそうな奥さま風の大学の先生という、新しい
タイプの語り部というのも新鮮。(すでにヒット作多数の小説家ですが)
楽しく一気読みしました。

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「アンコール・ワットへのみち」名古屋市博物館

5月13日(金)
名古屋市博物館 特別展
「アンコール・ワットへのみち 
 インドシナに咲く神々の楽園」

(しばらく続いた過去メモが終わり、リアルタイム日記になりました)

--------------------------------
9~15世紀にかけて現在のカンボジア内陸部を中心に巨大な勢力を誇った、アンコール王朝。その文化は、世界遺産アンコール・ワットをはじめとする、豪壮華美な石造寺院建築とヒンドゥー教、仏教の石造彫刻美術に代表されます。

 本展では、8世紀以前の小国乱立の時代(プレ・アンコール時代)から、神々が舞い降りた楽園ともいうべきアンコール・ワットが繁栄した時代までを、その彫刻美術でたどります。

 アンコール・ワットの前後の歴史を彩った遺跡群のほか、同時代のミャンマーやタイの彫刻美術についても紹介し、インドシナ半島の豊かな美術と歴史の世界に誘います。
------------------------------------(博物館サイトより)

以前、この地方に行きたくて旅行を検討していたことがあった。
その時はタイ(にも行きたかった)が政情不安で行かない方がよかろうと
いうことで、結局行かず仕舞いになってしまったのだが、ずっと憧れを
持ちづつけている。
…ということで、博物館、行ってきました。

展示は6~7世紀のプレ・アンコール時代から仏教文化が台頭してくる
13世紀ころまでの彫刻像を中心とした116件の圧巻。
時代、時代の様式によって像のお顔や立ちスタイルや服装、装飾などが
変化していく様子が、比較してありありと見ることができて興味深い上に、
なによりも、ケースなどのカバーなしに、前後上下左右どこからでも自由に
みることができるように設置されているので、非常におもしろく鑑賞できた。

これまで写真や映像などでしか見ることができなかったものを、
実際に間近に見たことは、すごく価値のあるものだった。
ますます憧れが強くなった。ますますその場所に行きたいと思った。
環境的にハードな場所なので、あまりトシをとらないうちに、心身ともに
元気なうちに一度行ってみたいものだなぁ・・・・

かつてインドシナ半島に、これほどの豊かで華麗な文化世界があったこと、
そしてそれらが、今は苔むし、樹の根っこに囲いこまれ、ツタや雑草が茂り、
子供たちの遊び場になっている…
まさに「夏草や」の世界。
この地で、かつてのつわものたちは何を思ったか、
王はどのように繁栄を享受していたのか、
王妃はどんなに美しく聡く魅力あふれる姫君であったのか、
想像の翼、果てしなく広がる。。。

そしてまた、仏陀が登場して、仏教美術に席巻されていくと、また別の新たな
魅力あふれる世界が出現するのもおもしろい。
上座仏教にもとても興味があります。それが海を渡って日本にも伝来する、
その邂逅の妙、当時の人々はどれほどの驚きと感動をもってそれを
受け止めたのでしょうか。。。。

うーん(^^ 必見!

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ひいらぎ

薫風爽やかな季節。

こちらはうちの玄関の横にある小さなひいらぎ

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小鳥さんが運んできて自分で生えたらしく、最初双葉がひっそり出てきたときは
ナニモノ?と思ったが、葉っぱが少しずつトゲトゲしてきてひいらぎと判明。
10年ほどかけて、ようやくこのサイズにまで成長した。

しかし玄関前にひいらぎの木がデーンとあっても困るので、
この先どんどん成長してもらってもそれはそれでよろしくない気もする。
どこかに移植するか? 鉢植えにしてXmasツリーにする?

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かわいらしい葉っぱが次々と出てきているので、切るにはしのびない。


そんなことよりも、芝生が、かつてないほど完全に雑草と苔に負けている。
なんとかせねば…としばらく努力してみたが、自力ではムリと匙投げした。
しかし、プロに入ってもらうには今春は資金難すぎる…(ノ_<)

どこもかしこもメンテシーズンの19年め 。゚(゚´Д`゚)゚。


「ルーム」映画

過去メモ 4/14 伏見ミリオン座にて 「ルーム」

7年前に拉致誘拐されてからずっと鍵のかかった一部屋に監禁されているジョイは
そこで生まれた5歳の息子・ジャックとともに暮らしいる。
そこは実は、定期的に訪れるオールド・ニックの家の庭の倉庫(納屋)なのだが
生まれてから一度も外に出たことのないジャックには、これが「世界」の全てだ。
なんとかして脱出しようと策を練ったジョイは、ついにジャックとともに行動に出る。
息子に「リアルの世界」を経験させる!
自分の奪われた人生を取り戻す! ぜったい外に出る! ・・・・・・

まず、幼いジャックを演じるジェイコブ・トレンブレイくん、あっぱれ。
とてもうまくて、けなげでかわいくて、応援せずにいられない。
脱出作戦が成功するまでのハラハラドキドキで、もう涙があふれて止まらない。

で、脱出できればそれでバンザイ、ではなくて、その先が、この映画の主題。

とにかく、とにかく、たいへんなんだ。(当たり前だけど)
グランパが、ジャックを見ようとしても見られない、というその気持ち、
よーくわかる。かわいい孫だけど、苦しい事件の象徴でもある。
この事件のせいで、全ての平穏と幸福が破壊されてしまったのだ。
ひたすら耐えしのぶしかなかった7年間なのだ。
グランマとジョイは、母と娘の葛藤の末、なんとか着地点をみつけようとあがく。
そこに素晴らしい協力と助力をおしまないのが、グランマのあたらしいパートナー。
この義理のおじいちゃんが、いい人なんだーーー!!(涙!)すばらしい!

ジョイ役のブリー・ラーソンが、主演女優賞を初ノミネートで受賞。
監督はレニー・アブラハムソン。

200 mm

個人的には2匹のわんこが要所で活躍している点も気に入っている(^^
ぜひとも見るべし!の一作。



「キャロル」映画

過去メモ 3/3 伏見ミリオン座にて 「キャロル」

1950年代のニューヨークを舞台に、当時まだ社会に許されていなかった
女性同士の恋愛を描いている。

マンハッタンでジャーナリストをめざしているテレーズは、Xmasシーズンの
デパートのおもちゃ売り場でアルバイトをしている。
そこに一人の美しい女性が子どもへのプレゼントを求めてやってくる。
彼女の名は「キャロル」
テレーズには結婚を考える男性の恋人がいたが、素晴らしく魅力的なキャロルに
一目で心奪われてしまう。
キャロルは冷めた関係の夫との離婚訴訟中。
キャロルからドライブ旅行に誘われたテレーズは・・・・・

女性同士だとかどうとか、ということよりも、人として人を恋するどうしようもない
切ない気持ちが胸を打つ。
相手の幸福を願うと同時に、自分もいっしょに幸せになりたいと思う、恋する者の
普遍の気持ち。それがうまくいかない苦しみ。

映像が、とても美しい。古典的な映画のような気品にみちた映像。
キャロル役のケイト・ブランシェットが、エレガントで知的、謎めいた魅力にみちた
大人の女性を演じて、とても美しく素晴らしい。
テレーズ役のルーニー・マーラーは「ドラゴン・タトゥーの女」の時とぜんぜん違って
愛らしく、若い頃のオードリー・ヘップバーンに似てとてもチャーミング。

原作は「太陽がいっぱい」などのアメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスの
自伝的な作品と言われるベストセラー小説。
監督は「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズ監督。
美しく叙情的で心の深くに残る素晴らしい映画でした。

200 m

「心に従って生きなければ、人生は無意味よ」 キャロル


名フィル 2016年4月定期

第434回定期演奏会
〈小泉和裕 音楽監督就任披露公演〉

ベートーヴェン: 交響曲第4番変ロ長調 作品60
R.シュトラウス: 家庭交響曲 作品53

[指揮] 小泉和裕
[コンサートマスター] 田野倉雅秋
名古屋フィルハーモニー楽団

4月15日(金) 愛知県芸術劇場コンサートホール

929ba5f70ac29ddfa858d5430b8983f6-e1454577103217 m
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聴きどころ
音楽監督=小泉和裕の就任披露公演で、いよいよ記念すべき創立50周年が開幕! ベートーヴェン「交響曲第4番」で古典派シンフォニーの演奏スタイルを示し、シュトラウスの大作「家庭交響曲」で、指揮者とオーケストラが家族であることを、高らかに謳い上げます。
----------------------(名フィルサイトより)

ベトの4番は大曲の3番と5番に挟まれて、注目されることが少ないが
けっこう好きな一曲です。
特に第一楽章で短い静かな序奏の後、パパーッと音が集まってきて
実にべトらしい重なりを示して、ふわ~と広がって、あたり一面に音が
降ってくるような感じになるところが好き。
…というような主観的な感想しか出せない私ですが(--;

R.シュトラウスの「家庭交響曲」はすごく内々の個人的な日常の喜びの世界を、
大・大編成のオケで、「アルプス交響曲」並みの大迫力で、まさに存分に奏でまくる、
というところが、ある意味、さすがシュトラウス、すごいなぁーと思います。
…というようなつたない感想しか出せない私ですが(--;

ということで、日経新聞夕刊に出されていた音楽評論家 藤井智昭さんの
評をお借りして載せておきます。
以下、抜粋、及び、主旨をかえないように文章を変えさせていただいた
部分ありです。

----------------
今年創立50周年になる名フィルが、4月から音楽監督に迎えた小泉和裕の
就任披露公演として第434回定期演奏会を開いた。・・・・(中略)・・・・

今回はべト4番から。まろやかな序奏はじめ、優雅なカンタービレの表情、
躍動感のある終楽章まで、小泉はまとまりのある精緻なアンサンブルを提示。

R.シュトラウスの「家庭交響曲」は、8本のホルンはじめ編成も大きく、名古屋で
演奏される機会は少なく、…(中略)…、小泉の自在なテンポ感、多彩な音色に
よる構成力は、魅力にあふれる演奏を聴かせた。
シュトラウスの家庭を描く諸旋律の多彩な表情を、小泉はまさに自家薬籠中の
作品のように演奏を導いていった。
家庭的なオケでありたいと語る小泉と名フィルの新たな門出を飾るにふさわしく、
さらなる期待を持たせる印象深い好演奏だった。
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プロの方はやはり上手にまとめられるものですな(^^

小泉名フィルは、きっちり、しっかり、過不足なく、職人技、
というのが私の印象でした。
フィッシャー、ブラビンズ、どちらともぜんぜん違うという感じが強いです。
今後どうなっていくのか、楽しみに聴きにいくことにしましょう。



伊勢 2016

過去メモ 4月10日 伊勢

ほんとうはもっと新年のうちに行きたかったのだが、遅くなってしまった。
近鉄で行ったら、「サミット間近」てことで、セキュリティスタッフが乗車、
ゴミ入れは透明化、車内のゴミはスタッフが収集にきて持っていく、という物々しい
対応中だった。(しかしないしょだが、にわか外勤なのか、あまり強そうなこわもて系の
スタッフは見られなかった。テロに遭遇したら勝てるのか、ビミョウ

昨年と同じ伊勢志摩ライナーにしたが、今回は普通車で。(特別車は1回でいいわ)
隣りの車両は金髪系外人ばかりだった。なんかこっちが外国人みたい(^^;

さて、まずは外宮参拝。なつかし、なつかし、わが青春の地♡
別宮もちゃんとお詣りすませたら、外宮参道でおいしいものをいただきましょう。

伊勢角屋麦酒で「4種飲み比べ」をついでもらって、揚げはんぺい屋さんで
2枚買って、ハムハム・ゴクゴクといただきます。うまいっ!!
おや、「ぱんじゅう」売ってる、なつかしぃ~~♪と2個(小さいです)GET、
でもこれは昔の「ななこしぱんじゅう」ではなくて、今風の味だった。
ちょっとがっかり。
赤福で「今日までですよーー」と「赤福ぜんざい」を勧められ、ついつい
それも食べた。1杯を二人で分けたけど、もうおなか一杯でありまふ~
手打ち伊勢蕎麦が食べたかったのだけど、断念して、バスで内宮へ。

内宮にもお詣りし、お守りもいただいて、
そのまま徒歩で猿田彦神社まで行ってお詣り。
猿田彦さんはぜったい欠かせません!
で、本日のメインは終了。さあ、おかげ横丁、おはらい町で楽しむ時間。

お気に入りの立ち飲み、伊勢萬さんで、大好物の「しぼりたて原酒」を
まずは一杯。うまいーーっ!!
アテの伊勢たくあん、相性ばっちり、いいねー!
「吟醸」「大吟醸」と杯を重ねるのんべぇ夫婦。
すると若い女の子の声、「なにこれ、すっごい、めっちゃうまいー!」
「ねー、めちゃうまだよねー」と意気投合、おかわりしたたくあんを分け合って
楽しく飲みましたとさ。カレシさんは、運転手なのか、下戸なのか、飲まずに
ニコニコしてカノジョさんを見守っていた。うふ、アイシテルんだね、って感じ♡
うちのじいや(夫、ともいう)はこのお嬢さんがすっかり気に入り、
「いいコだったなぁ」「かわいかったなぁ」とずっと言っておりました。
(女の子がいないので、「ムスメ」に憧れるおやじなのだ)

その後、もう一軒。カキフライと地ビールの生をいただいて、
お土産にビールと清酒とたくあんを買って、近鉄でビール(普通のアサヒの)を
飲みながら帰りましたとさ。
「重い、重い、誰だ、こんなに買ったのは」と運搬係りがうるさかった帰路(^^;

 伊勢角谷麦酒 → →
 伊勢萬 →


徳川美術館「尾張徳川家の雛まつり」

過去メモ 4月8日
徳川美術館 特別展「尾張徳川家の雛まつり」

チケットを譲っていただいていたもの。ギリギリになってしまったのだけど
友人と春っぽい季節を味わいつつ楽しませてもらいました。

徳川美術館は、2代目お殿さまがご隠居所として建てた「大曽根御屋敷」跡の
広大な「徳川園」の中にあり、
恒例の「お雛さま」展は、
---------------------------
徳川美術館には、尾張徳川家の姫君のためにあつらえられた雛人形や雛道具が伝来しており、
いずれも御三家筆頭の名にふさわしい質の高さを誇っています。
特に、一つ一つに家紋が入った雛道具は実際の婚礼調度のミニチュアで、その精緻な美しさには目を見張るばかりです。
また、所狭しとお人形や雛道具が並べられる明治・大正・昭和の雛段飾りは、高さ約2メートル、幅7メートルにもおよび圧巻です。今回は秩父宮妃殿下勢津子さまの雛飾りを特別公開します。
-------------------------- (美術館サイトより)
ということで、実に雅、実に華麗、日本文化の華のような圧巻の展示です。

そもそもお雛さまが、我々庶民の感覚を超越した豪華さである上に、
お姫様のお嫁入り道具の「お雛さま」のお姫様のお道具(←ややこしい)
というのが数えられないほどたくさんあって、実に精緻なミニチュアで、
しかもオモチャであるくせに本物顔負けの豪華さで、
いやあ、本物の高貴な方々というのはやっぱ我々とはとことん違うのねー、
TVなんかに出てくる似非お嬢さまなんぞとは天と地ほどの別世界だわ(^^
と見惚れてきました。

ランチはやっぱり宝善亭の「雛御膳」。
日本食の雅です。大雑把なものとは無縁の、ちまちまっとして華やかで、
贅をつくしたお料理。おいしゅうございました♪

さて、この日は健脚自慢の友人と二人、とことん歩き尽した一日でした。
まず、今池に集合。というのは、桜通線の彼女と、バスが栄に着く私の接点が
今池しかなかったから。
そこから30分ほどウォーキングで到着。
帰りは「栄まで歩こう」てことで、約1時間ほど。
大曽根から栄まで歩いたのは初めてでありました。歩けるもんだね。
到着後のコメダのアイスカフェオレのおいしかったこと!(^^v



鳥羽水族館

過去メモ 3/31
スーパーのレシートくじで当たっていた鳥羽水族館の入場券、
何ヶ月も持っていて、ギリギリの最終日の3/31になってようやく行ってきた。

鳥羽水族館はこれまで何度も行っているが、子供が大きくなってからは
遠のいていて、久しぶりだ。
昔はちんまりとした水槽が並んでいた時代もあったけど、
今はたいそう立派で豪華でセンス高い系である。

たくさんの海の生き物たちをテーマ別に観覧することができる。
ちびっこのブルーギルがいたので、水槽のこちら側で指を差し出したら
猛スピードで歯を剥いて突進してきた!
チビでもブルーギル、やはりおそるべし(^^;

大型海獣系の生き物たちは、諸々の問題や圧力などで
難しくなっていく方向なので、今後は縮小されていくのだろう。
(実際、以前に比べると数が減っていたと思った)
しかし、やっぱカワイイのはこのコたちだし、花形がいなくなったらさみしいなあ。
ジュゴン、スナメリ、ラッコ、イルカ、アザラシ、アシカ、セイウチ、
どのコもかわいくて、ルックスもキュート、メロメロであります♡

スナメリたちは水槽のこちら側に人間を認めて寄ってくるし、ぬいぐるみを
持っている人には口をツンツンをして、コミュニケーションをとろうとする。
アザラシのエサやりは、イヌやネコのように飼育員さんになついて
甘えて、おねだりして、わがまま言って、目薬さしてもらって、ゴロゴロして。
アシカのショー、セイウチのショー、どちらもかわいくてたまらん。

みんな飼育員さんたちとの深い信頼関係が築かれていることを思わせた。
大型セイウチたちの水槽もビッグだし、環境に不備があるようには思えなかった。
もちろん、広く限りない海を自在に泳ぎ回る環境に比べたら自由度は
限られるだろうし、連れてこられることはストレスだろう。
ショーなんて人間のエゴだと言われれば否定できない。
でも、ここにいるのが不幸だとも思えなかったけど。。。
こんなに愛らしい生き物たちを、私たちの子孫がもう身近に見ることができなく
なるとしたら、残念なことだなあと思った。

IMG_0652 m
これはその日のショーをやってくれたセイウチのポーちゃん(だったと思う)
2歳で、すでに900キロ越え(もっと大きくなる予定)
お兄さんとお笑いショーをやって、歯磨きするし、「なんでやねん」するし、
選ばれたお客さんにチューするし、かわいいです♡




さらにものいり

世の中GWであるが、夫の出勤が変則であるのと、以下ふたつの事情により、
ちょっとしょんぼりめのお留守番係状態。
一つめの事情は私の「歯」
歯の健康には十分留意している。顎関節症であるので夜はマウスピースを使い、
3ヶ月ごとに歯科医院でお手入れしてもらっている。
いつものように4/25に通院し、「これで連休も安心」と思っていたのだが、
29日のお昼に右下の一番奥のつめものが外れた。

あわてて30日に急遽治療をお願いしたが、その金属に穴が開いてた(!)ので
(先生によれば「噛みしめクセのせい」←えー、そうなのー?)
金属の作り直しとなり、歯をもう一度削ることになった。
これが、痛いのなんの!
こんなに痛いなら先に言ってよー!と文句言いたかったが、
削られていては何も言えず…涙
疲労困憊(痛みに耐えたため)で借り詰めをしてもらって帰宅。

ところが、この借り詰めの一部に尖った部分があり、そこに舌がこすれて痛い!
食べられない。飲めない。痛い!
土・日とがまんして、5/2(月)に再度メンテしてもらった。

ところが、これでひとまず安心、と思ったものの、
昼食時に今度は左下の一番奥の詰め物が外れた。。。
なんてこった。。。

てことで、ただいま連休中であるので、6日(金)までひたすらがまん。
右も左も奥歯で噛めないので、前歯でうさぎさんのように食べている。
それでもお腹は空くので、食べたいというのは、なんか哀しいね(- -;;
連休なので、最初の右の詰め物金属ができるのが5/14、
それまでうさぎさんは続く。。。(←そんなかわいいものではないですが…)

二つ目の事情は、さらにものいり、の案件が。
4月にメーカーの点検で、「もういい加減に外壁塗装をしないと、さらに大金が
必要になりますぞ」と言われた。
この「大金」という脅しに弱い。
ところが、見積もりを出してもらったら、ナント、180万円。
どひゃーー、めっちゃ大金ですがな。(「さらに大金」って、どんなんや?)
エコキュートでもうお金はありません状態ですのに。

メーカー塗装の方がお高いのは知ってるが、
しかし、うちの外壁のセラミック調って言うの?テンテンの入ってるやつ、
あれにするにはやっぱ積水さんかなあ、と。
それと高いとこにいくつかあるくりぬき窓とかも一度外してメンテしてくれるって
いうので、やっぱ安心かなあ、と。(思案中)
てことで、しばらくお留守番が続きそうな我が家(涙)



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