「カルテット! 人生のオペラハウス」監督:ダスティン・ホフマンマギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン ほか引退した音楽家たちの老人ホーム。引退後も音楽とともに暮らす平穏で楽しくのどかな毎日。しかしホームの経営は安泰ではなく、次のガラコンサートで成功しないと存続は難しいと言われ、あせる老音楽家たち。そんな中、レジー、シシー、ウィルフとともにかつて...
監督:ダスティン・ホフマン
マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ、
マイケル・ガンボン ほか

引退した音楽家たちの老人ホーム。
引退後も音楽とともに暮らす平穏で楽しくのどかな毎日。
しかしホームの経営は安泰ではなく、次のガラコンサートで成功しないと
存続は難しいと言われ、あせる老音楽家たち。
そんな中、レジー、シシー、ウィルフとともにかつてカルテットを歌った仲間の
ジーンがホームに入ってくる。
ジーンは野心とエゴでかつての夫レジーや仲間を傷つけて去った女だった。
もう一度いっしょに歌おうと誘う仲間に「ぜったいいや!割れた高音なんて
ぜったい聞かせたくない!」と過去の名声にこだわるジーン。
どうしてもカルテットを復活させて、寄付金を集めたい仲間たちだが…
シシー役のポーリーン・コリンズがとってもかわいい♪
ちょっと痴呆が進行している役なのだが、そこのあたりの演技がうまい。
ツンケンしたマギー・スミスもいいし、男性陣もいい味だしてます。
そりゃ、トシをそれば、スキルは落ちて当然だし、そんなものを人様に
聴かせるわけにいかないというプロのプライドもわかる。
でも、いいんだよ、そんなことは。楽しくやればいいんだ
人生、最後まで愉快に仲間といっしょに生きる。それがすべて。それが大切。
もっといっぱいオペラの曲が聴けるのかと思ったら、そうでもなかった。
ストーリーがちゃんと作られていて、ダスティン・ホフマン監督の思いが
じーんと伝わるいい映画でした。
でも、やっぱり、観た後は、音楽がどーんと聴きたくなる、そんな作品です。
音楽ファンのあなた、必見ですぞ。
今週中に伏見で見られるいいのですが。
いつもありがとうございます!
「憩いの家」のことも「トスカの接吻」のことも、これまで知らなくて、
へぇ~~~~!と思いつつ観ました。さすがヴェルディ♪
「名手」であったからこそ思いはさまざまなのだろうと凡人は
推察するしかないですが(^^;
映画そのものは「人生讃歌」に舵いっぱいに切ってありました。
作中のガラでは実際に老名手たちがたくさん出演してますので
ムジクスさんなら「ああ、あの人」というお気づきも多く、お楽しみになれると思います。
演奏の完成度は若い頃に及ばず、キレもボケる、それでも「音楽をできてよかった」
という思いがあふれ、それを共有することで豊かな気持ちにさせてくれます。
ぜひ、早めにお出かけくださいませ(もう長くやってますので終わりそうです(^^;
残念ながら知った人物はいなくて、最初のクレジットでギネス・ジョーンズを発見して「お!」と思ったのですが、彼女がなにでこの映画に協力しているのかは見落としました。
ジーンが「浮気をしたのはシャンパンのせい」と冗談半分で言った場面では、ヨハン・シュトラウス「こうもり」でも流れるかと思いました。
気楽に観られて「オペラはいいねえ」と思う、私にはそういう映画でした。
楽しまれたようでよかったです(^^
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音楽界からは、マギー・スミス演じるプリマドンナのライバル役として、世界的に名高いソプラノ歌手ギネス・ジョーンズが参加。他にも、ヌアラ・ウィリス(メゾソプラノ)やジョン・ローンズリー(バリトン)といった名高いオペラ歌手や、ジャズピアニストのジャック・ハニーボーン、トランペット奏者のロニー・ヒューズら、音楽史にその名を轟かせるアーティストがキャストとして出演。アカデミー俳優陣との2度とない夢のコラボレーションを実現している。
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ちなみにドラマを動かすカルテットの4人組以外は、みな本当の音楽家であり、実際に本編でその腕や歌声を披露。特に圧巻なのは、撮影当時75歳のギネス・ジョーンズが披露するトスカのアリア「歌に生き、恋に生き」。そうしたリアリティも本ドラマを支えている。
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などの情報が出されていましたが…
ギネス・ジョーンズ、…もし会ったとしても、私はすぐにはわからないです(^^;
「こうもり」観たくなりました。楽しいのはいいですね。
酔っぱらって置き去りにされないように気をつけます(笑
彼女は1970年代にバイロイトで『指輪』に出てブリュンヒルデを歌っていたヴァーグナー歌手として記憶に残っていますが、FM放送だったので顔は知らないのです(^^;
私は演奏家の方々のお顔はとんと覚えられませんで(^^;
実際に舞台やコンサートで拝見した方のルックスもよくわかりません(汗
オペラだとお化粧や衣装で別人で、完全なオーラを纏っておられるので、
「素」の状態だと全くわからないと思います。
有名な美人系の方は覚えやすいですけどね(^^
恐らく映画はヴェルディの遺産を参考に、あるいはモデルにしているだろうと思います。機会があれば観てみたいものです。