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花笑み*マイ・フェイバリット

ワンコと映画と演劇と音楽と本とおいしいものと… 好きなもの、お気に入りのものについて書いていきます。

Top Page › Archive - 2013年03月
2013-03-26 (Tue)

御名残御園座 三月大歌舞伎

御名残御園座 三月大歌舞伎

御名残御園座 猿翁・猿之助・中車襲名披露 三月大歌舞伎3/15(金)夜の部一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)   曽我五郎:右近  静御前:春猿  曽我十郎:笑三郎ニ、ぢいさんばあさん   美濃部伊織:中車  るん:笑也  宮重久右衛門:猿弥   戸谷主税:薪車  石井民之進:弘太郎  宮重久弥:月乃助   下嶋甚右衛門:右近三、襲名披露 口上   亀治郎改め四代目猿之助   九代目中車  ...

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御名残御園座 猿翁・猿之助・中車襲名披露 三月大歌舞伎
3/15(金)夜の部

一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)
   曽我五郎:右近  静御前:春猿  曽我十郎:笑三郎

ニ、ぢいさんばあさん
   美濃部伊織:中車  るん:笑也  宮重久右衛門:猿弥
   戸谷主税:薪車  石井民之進:弘太郎  宮重久弥:月乃助
   下嶋甚右衛門:右近

三、襲名披露 口上
   亀治郎改め四代目猿之助
   九代目中車
   幹部俳優出演

四、三代猿之助 四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  川連法眼館の場
  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
   佐藤忠信/源九郎狐:亀治郎改め猿之助
   駿河次郎:門之助  亀井六郎:右近  飛鳥:竹三郎
   川連法眼:段四郎  静御前:秀太郎  源義経:藤十郎

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感想を出すのがたいへん遅れました(汗
15日の夜の部を観ました。
亀ちゃん改め猿之助さん、とても生き生きと楽しそうに、華やかに
忠信、狐忠信、源九郎狐を演じられて、その姿を観ているこちらも
嬉しくておめでたい気分に充ちて満たされたよい舞台でした。

勘太郎さん改め勘九郎さんの時も、こちらはしみじみとした親子の情愛を
切々と演じられて、観ている側は思わず涙をぬぐうという、勘九郎さんらしい、
真面目な熱心さのよく見えるよい襲名披露だと思ったものでした。
一方、亀ちゃん:猿之助さんの今回は、もう「マイステージ!~♪」という感が
満載で、迷いのない、とても華麗な亀ちゃんらしさの味わえるものでした。
いやいや、よかった、よかった(^^v
私の席は、2階の、宙乗りの亀ちゃんの真下、引き込み口のすぐそこで
アイコンタクトのとれる距離。最後に大きな揺さぶりをかけて引かれていく
様子の、なんともいえない華のある色気、香気。とてもよかったです~♪
もう猿之助さんになられたので亀ちゃんと呼ぶのは違うのだけど、
やっぱりこの呼び方がしっくりくるな~(^^
ずっと応援していきたいと思います!

中車さんの「じいさんばあさん」も、しみじみと泣かせるよいものでした。
私、何度も観てるのに、この原作が森鴎外だったと今回初めて知った(恥)
「生きていれば…男盛りだなぁ…」 
うぅぅぅ…涙…うわぁーん… みんなハンカチ握りしめて鼻水すする(^^;
人生いろいろ、思い通りにならないもの。だけど一生懸命生きていこうね。
中車さんは今後さらに精進されて、立派な歌舞伎役者さんになっていかれる
日を楽しみに応援したいと思います。

今回はおめでた事であり、ネガティブ発言はなしで。

別窓にて、襲名幕などの写真開きます。無断転用はしないでね。





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* by めーちゃん
銀座で大きなお練もあり
赤ちゃんもできて
この業界
新スタートですね。

* by 美月
銀座お練りはあっという間だったという話でしたが、
もっと近ければなぁ~~~

2013-03-16 (Sat)

名フィル ドヴォルザーク・セレクションⅣ

名フィル ドヴォルザーク・セレクションⅣ

第35回市民会館名曲シリーズ<ドヴォルザーク・セレクション IV > ドヴォルザーク: スラヴ舞曲第2集 作品72, B.147 ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調 作品95, B.178『新世界より』 アンコール:ドヴォルザーク「祝典行進曲 作品54、B.88」[指揮]ダグラス・ボストック名古屋フィルハーモニー交響楽団3月13日(水)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール (名古屋市民会館 大ホール)本年度ドヴォルザークセレクション最終回...

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第35回市民会館名曲シリーズ
<ドヴォルザーク・セレクション IV >

ドヴォルザーク: スラヴ舞曲第2集 作品72, B.147
ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調 作品95, B.178『新世界より』

アンコール:ドヴォルザーク「祝典行進曲 作品54、B.88」

[指揮]ダグラス・ボストック
名古屋フィルハーモニー交響楽団

3月13日(水)
日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
(名古屋市民会館 大ホール)

shimin35_s.jpg

本年度ドヴォルザークセレクション最終回は誰もが愛するマスターピース。
しかし事前に名フィルさんツイッタにて「これまでにない新しさ」
「ボストックさん独自の解釈がおもしろい」といった内容のツイがあり、
どんなんだろう?と雨の中、期待して行った。
今回は席も10列ほど前進し、P席列の右側。GOODです♪

さて、結論から言えば、ほんとうにかつてない斬新なものだった。
聴きなれたはずの第一楽章が始まってすぐ、「別の譜面か?」と思うほど
これまでにない快感がある。
非常に軽快で、推進力・活力に満ち、現代的なイメージ。
テンポとして特別に速いというのでもないだろうが、しかし、スピード感に
充ちている。生き生きしている。
そのイメージは、摩天楼をめぐり抜ける疾風、
あるいは、美しく躍動する筋肉を連想させる軽やかな駿馬、
または、逞しく俊敏な韋駄天。

第二楽章も「遠き山の落日」ではない。ビル群を茜色に染めながら大きく
赤く昇ってくる朝日。熱く燃える思い。
その感覚は第三楽章、終楽章とそのまま引き継がれていき、終始聴く者に
希望と勇気を与え続けた。
また、独自の アーティキュレーションで、おや?という山や谷があり、
独特の個性的な「間」があった。
普段和音の中に埋もれている音が、にわかに浮かび上がってくる感覚もあり、
そしてラストもいつもの「ジャーン・・・!」ではなく、
なんというか、「クィ~~~~~ッ・・・!」という音だった。
日比さんが大活躍された。
ボストックさんも、随所随所で、more!more! up!up!という指示をされ、
全体が非常に都会的・現代的で「今を生きる勇者たち」というイメージだった。

アンコールは、ドヴォルザークの「祝典行進曲 作品54、B.88」
こちらも華やかで、とても感動的でした。レアな曲が聴けました。感謝。

私は専門的な音楽のことはわからないので、あくまでもイメージとしての
独断的な感想であることをお許しください。
とてもよい演奏会でした。
申し訳ないくらいの幸福感に満ちて帰りました。
全てのことに感謝、感謝。ありがとうございました(^^




2013-03-12 (Tue)

宝塚星組 名古屋公演「怪盗楚留香外伝 花盗人」

宝塚星組 名古屋公演「怪盗楚留香外伝 花盗人」

宝塚歌劇星組 名古屋公演舞踏ファンタジー「宝塚ジャポニズム~序破急~」ミュージカル「怪盗楚留香外伝―花盗人―」グランドレビュー「Etoile de TAKARAZUKA」3/8~3/14 中日劇場まもなくとなった台湾公演をひかえて、同じバージョンで公開されました。これは名古屋だけだそうで、チケット完売です。今回はレビューが60分、全公演3時間20分と、通常より長いもの。1幕目の舞踏は、日本の春の桜に始まって、荒城の月に終わるのだけ...

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宝塚歌劇星組 名古屋公演

舞踏ファンタジー「宝塚ジャポニズム~序破急~」
ミュージカル「怪盗楚留香外伝―花盗人―」
グランドレビュー「Etoile de TAKARAZUKA」

3/8~3/14 中日劇場
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まもなくとなった台湾公演をひかえて、同じバージョンで公開されました。
これは名古屋だけだそうで、チケット完売です。
今回はレビューが60分、全公演3時間20分と、通常より長いもの。

1幕目の舞踏は、日本の春の桜に始まって、荒城の月に終わるのだけど、
途中で異国のお寺になって、ん?ここはどこですか?という感じですが、
まあよしです(^^台湾が真近ですから!w

2幕目ミュージカルも、台湾のアルセーヌ・ルパンと言われている
怪盗楚留香の外伝です。かなりチャーミングな舞台です。
みなさん、とてもかわいくてキュート、華やかな恋愛物語で、いい感じ~
礼音さんも色気があって魅了されます。女優さんたちもよくて、
とても楽しめました♪

そして3幕、レビュー。
いつにもまして、電飾がド派手で、ラスベガスかマカオか、いや
それ以上だろうってきらびやかさで、完璧な夢の異空間。うっとり。
歌劇団のみなさんも客席に降りて、いっしょになってやってる感満載で、
とてもスカッとした快感を味わうことができました。
これぞ「THE宝塚」宝塚はこうでなくっちゃね(^^v

柚希礼音さん、パッと際立つスター性、匂い立つ色気、完璧な立居振舞、
さすがのTOPです。
夢咲ねねさんもかわいくて可憐で、なんとも言えない愛らしさ。
星組の人気が納得できる舞台でした~♪
台湾でもがんばってください(^^


* by めーちゃん
いっぺん行ってみたいです。

美人でもそれなりの役目を果たす人には
嫉妬は感じません。

Re: タイトルなし * by 美月
めーちゃんはお近いですから、宝塚劇場の方で
ご覧になってくださいまし。
美人はいいですねー 中身のつまった美人はステキです♪

2013-03-08 (Fri)

「ジャンゴ 繋がれざる者」

「ジャンゴ 繋がれざる者」

クエンティン・タランティーノ監督作品。1858年アメリカ南部。「ジャンゴ」と名のる黒人奴隷(シェイミ―・フォックス)は鎖に繋がれ、移送される途中、Dr.キング・シュルツという元歯科医のドイツ人で実は賞金稼ぎのガンマンである男に助けられ、自由の身となる。シュルツと共にお尋ね者を射殺して賞金稼ぎをするガンマンとなったジャンゴの真の目的は、奪われた妻を見つけだすことだった。妻・ブルームヒルダがムッシュ・キャンデ...

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クエンティン・タランティーノ監督作品。
1858年アメリカ南部。
「ジャンゴ」と名のる黒人奴隷(シェイミ―・フォックス)は鎖に繋がれ、
移送される途中、Dr.キング・シュルツという元歯科医のドイツ人で
実は賞金稼ぎのガンマンである男に助けられ、自由の身となる。
シュルツと共にお尋ね者を射殺して賞金稼ぎをするガンマンとなった
ジャンゴの真の目的は、奪われた妻を見つけだすことだった。
妻・ブルームヒルダがムッシュ・キャンディという農場主で奴隷商の
男の屋敷にいることをつきつめたジャンゴはシュルツと奪還に向うが・・・

ムッシュ・キャンディ役のレオナルド・ディカプリオ、いい芝居、いい味。
その農園の執事スティーブン役のサミュエル・L・ジャクソン、
典型的な黒人の支配層の爺さまと見せて、だんだん本性が出て、
怖さと凄みが増してくるところがさすが。
シュルツ役のクリストフ・ヴァルツも、インテリな悪者という、曲者役に
ぴったりのクールなムードと演技。
ブルームヒルダ役のケリー・ワシントン、美しい~かわいい~

最後はドハデなガンファイトとなり、血しぶき舞い、残虐さに目を覆う部分も
多々あるが、とにかく悪者たちの、いかに悪いか、どれほど非道か、
どうやって騙すか、どんな風にやっつけるかという、鬼気迫るせめぎ合い、
競い合う死闘の様子が「これぞ映画!」とうなずかせて、観終わった後は
スカッとした独特の達成感を味わえる。

そもそもタランティーノ監督に、正義だとか、思想や哲学だとか、メッセージ
だとか、そういう考えも狙いも始めからないのだ。
ただ、ストーリーの展開を追い、映像の素晴らしさに時を忘れて見ふける、
それだけでいい。それだけで必要十分なのだ。
しかし、その悲惨極まるシーンの連続、悪を競い合うシーンの繰り返しの中で、
随所にパッと挟み込まれた息をのむほどに美しいシーン、
天上のものと思われるような神々しいほどの神聖さを漂わせるシーン、
そんな時に「ああ、映画ってこういうものなんだよね」と納得し、
「やっぱりすごい芸術なんだなあ」と茫然とさせる。
こういう邂逅の喜びがあるから、この監督の作品には他では得難い価値がある。
今回もタランティーノ監督の真骨頂が味わえる一本だと思います。
ここ最近観た中ではかなりトップに躍り出る作品でした。

zyanngo.jpg


* by めーちゃん
別の意味で
ハーレクインも
婦女子をロマンチックにさせればいいようです。

思想や哲学は、魯迅とか
プロレタリア文学とかでいいかもしれません。

* by 美月
うーん…(^^;基本は思想・哲学を愛してるので、欲しいところですがw
「そんなもの、ねーんだよっ」という思想、
というのが「ない」の裏側に存在するのかもしれませんねぇ。

2013-03-06 (Wed)

「世界にひとつのプレイブック」

「世界にひとつのプレイブック」

アカデミー賞全演技部門ノミネート、主演女優賞受賞などの華やかな話題作。「心が壊れた二人の再起に、全世界が応援! 爆笑がいつしか大粒の涙に変わるの感動作」というのがチラシのコピー。妻の浮気が原因で心が壊れた男パット、それでもまだやり直すチャンスを願っているなさけな男である。女は事故で夫を亡くし、自暴自棄となって壊れてしまったティファニー。この二人が出会い、立ち直るためにダンスコンテストに出場すること...

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アカデミー賞全演技部門ノミネート、主演女優賞受賞などの華やかな話題作。
「心が壊れた二人の再起に、全世界が応援!
 爆笑がいつしか大粒の涙に変わる<共感度№1>の感動作」
というのがチラシのコピー。

妻の浮気が原因で心が壊れた男パット、それでもまだやり直すチャンスを
願っているなさけな男である。
女は事故で夫を亡くし、自暴自棄となって壊れてしまったティファニー。
この二人が出会い、立ち直るためにダンスコンテストに出場することを決意。
彼らは人生のどん底から再び光を取り戻すことができるのか?・・・

ここしばらく映画は怒涛の大作公開続きであり、その中においては、
「うん、いい話だけどね、まあ、わりとふつうかな」という感じでした。
この人物たちの傷つき方の度合いとか、テンションの展開、罵り合い
などが、少し日本人には合わないかもしれないなぁ。
残念ながら、爆笑もしなかったし、大粒の涙も流れなかった。
でも「よかったね」と心ほのぼのする佳作。

ブラッドリー・クーパー、かっこいいし、好みだし(^^
ジェニファー・ローレンス(「ウィンターズ・ボーン」)もかわいい。
ロバート・デ・ニーロが、さすが!の存在感、いい味だしてる。
クリス・タッカーも出てる。
監督・脚本はデヴィット・O・ラッセル。

「プレイブック」というのは「作戦図」(アメフトのフォーメンションブック)
のことですが、お父さん(デ・ニーロ)がアメフト好きが高じて
ノミ屋をやってるんですわ。
でもこの邦題、ちょっとわかりにくいよね。

playbook-02ma.jpg


2013-03-04 (Mon)

「塀の中のジュリアス・シーザー」

「塀の中のジュリアス・シーザー」

「世界の巨匠タヴィアーニ兄弟が、齢80を超えてなおも熱きエネルギーを込め、全映画人生の集大成として、満を持して送り出した奇跡の作品」と言われている。なんともすごい作品でした。イタリア、ローマにある刑務所。ゲートを抜けてカメラが入っていく。そこでは毎年演劇実習が行われており、様々な戯曲を囚人たちが演じ、一般観客を招待して披露される。今年の演目は「ジュリアス・シーザー」ここからがもう圧巻。実際の囚人たち...

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「世界の巨匠タヴィアーニ兄弟が、齢80を超えてなおも熱きエネルギーを込め、
全映画人生の集大成として、満を持して送り出した奇跡の作品」と言われている。
なんともすごい作品でした。

イタリア、ローマにある刑務所。
ゲートを抜けてカメラが入っていく。
そこでは毎年演劇実習が行われており、様々な戯曲を囚人たちが演じ、
一般観客を招待して披露される。今年の演目は「ジュリアス・シーザー」

ここからがもう圧巻。
実際の囚人たちがオーディションを経て、稽古を始める。
監房で、廊下で、運動場で、屋上で。それをカメラが追っていく。
熱がこもってくる。
彼ら囚人の過去と現在、現実と虚構が錯綜して、オーバーラップし、
もはや「異空間」としか呼びようのない、独特の世界を構築していく。
何が本当で、何がうそなのか、誰が誰をだまし、誰が誰を陥れようと
しているのか、誰が勝つのか、失脚するのは誰なのか。正義は誰だ?

そこの空気に触れるだけで切り傷を負うような、刃物のような張り詰めた
空間。誰もが「自分こそはローマを制する」と、覇者を夢見ている、
誰もが自分が「正義」になろうとして、「悪」に堕ちていく。
鬼気迫る痛いような迫力。

この人たちは本当に重罪を犯した囚人たちなのか。
この深い理解度と、自己の中に引き込んだ後のこの優れた表現力はどうだ?
大学で専門的に演劇を学ぶ、それと同じくらいに、それ以上に、深く重い
彼らの現実の人生なのだ。演劇はその発露だ。
一人の囚人が答えていた。
「演劇を知って初めて、独房に囚われている悲しみを知った」
よりよきかな、彼らの人生。
願わくば更生あることを。
この奇跡を見せてくれた囚人たちの演技に喝采を送らずにはいられない。

zyuriasu.jpg



2013-03-04 (Mon)

「ムーンライズ・キングダム」

「ムーンライズ・キングダム」

「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督作品。ブルース・ウィルス(警官)エドワード・ノートン(ボーイスカウト隊長)ビル・マーレイ(スージーの父親)フランシス・マクドーマンド(母親)ハーヴェイ・カイテル(老司令官)ティルダ・スゥィントン(児童福祉局員)などの大物俳優たちが、「あれ、あの人が…?」というコミカルな役で出演しているのも見物の話題作。ストーリーは牧歌的な12歳の少年少女のかわいらしい恋愛...

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「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督作品。
ブルース・ウィルス(警官)エドワード・ノートン(ボーイスカウト隊長)
ビル・マーレイ(スージーの父親)フランシス・マクドーマンド(母親)
ハーヴェイ・カイテル(老司令官)ティルダ・スゥィントン(児童福祉局員)
などの大物俳優たちが、「あれ、あの人が…?」というコミカルな役で
出演しているのも見物の話題作。

ストーリーは牧歌的な12歳の少年少女のかわいらしい恋愛物語だが、
一ひねりも二ひねりもされていて、なんとも言いようのない独特の
お伽話風ムードを醸し出している。
ボーイスカウトのキャンプから少年サムが脱走する。文通によって
はぐくんできたスージーとの愛を完結させるために駆け落ちしたのだ。
二人は「ムーンライズ・キングダム」と名付けた小さな入り江を目指して
愛の逃避行、そこで二人だけの愛の王国を営み始める。
そこから始まるドタバタの追跡劇。

主人公の二人はすごく個性的で、才能がきらめいている。
抑圧されたこの時期の少年特融の自我を十分に演じて素晴らしい。
また、牧歌的というのは、いわゆるラブリーな「ファンタジー」ではなく、
かわいいのだけど、なんというか「牧神の午後」的なのだ(^^
「ハルサイ」的なのw 食えない感じなのが、なんともいい味を出してるの。
でも、一途な思いが、このトシになってしまったおじさんおばさんに
無垢な時分の我を思い出させ、ホロッとさせるところもあり、
応援したくもなるし、いいよなぁ~こういうの、とも思わせる。
まあとにかく独特の味付け。すべて細部まで懲りに懲りまくった、
実にかつてない個性的な作品である。

好きな人はすごく楽しめると思う。
おもしろかったです~♪
moonraise.jpg


2013-03-03 (Sun)

宝塚雪組 名古屋公演 「若き日の唄は忘れじ」

宝塚雪組 名古屋公演 「若き日の唄は忘れじ」

2/20(木)中日劇場(名古屋・栄)にて宝塚雪組公演ミュージカル・ロマンス「若き日の唄は忘れじ」グランド・レビュー「Shining Rhythm!」雪組名古屋公演は2/5~2/28でした。新生雪組[壮一帆・愛加あゆ]トップのお披露目でもありました。ミュージカルは、藤沢周平の「蝉しぐれ」を原作とする時代劇ロマンスでとても深い大人の恋の物語、香り高い藤沢文学の頂点をなす、情緒あふれる素晴らしい作品です。この大人の愛、耐え忍ぶ想...

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2/20(木)中日劇場(名古屋・栄)にて
宝塚雪組公演
ミュージカル・ロマンス「若き日の唄は忘れじ」
グランド・レビュー「Shining Rhythm!」

yukigumi.jpg

雪組名古屋公演は2/5~2/28でした。
新生雪組[壮一帆・愛加あゆ]トップのお披露目でもありました。
ミュージカルは、藤沢周平の「蝉しぐれ」を原作とする時代劇ロマンスで
とても深い大人の恋の物語、香り高い藤沢文学の頂点をなす、
情緒あふれる素晴らしい作品です。
この大人の愛、耐え忍ぶ想い、止むを得ぬ必然、人生の哀切の深さを、
若さのまっただ中の歌劇団のみなさんが100%表現しきることが
できていたか、というと、それはいささか否と言わざるを得ないでしょう。
演じるというのは、その劇中の人物の人生を自分で生きてみて、それを
舞台上で表出することなので、実際の役者さんのバッググラウンドが
重要になると思います。
まだこれからの人生を生き、舞台上の経験ももっと積まれていく上で
精進されていくことでしょう。
ラストの「馬を引け!」のセリフの背景がすぅ~と立ってくるようにも
なるでしょう。そのひとことの言外の重さにみなが涙することでしょう。
才能を評価されてトップに立たれた方たちなので、今後のさらなる飛躍を
期待し、応援したいと思います。

レビュー、みなさん、美しい。かわいい。きれい。
人間と思えないスタイル、バービーちゃんみたい(*^^*
私もあんな風に生まれたかったものだにゃ。

2013-03-03 (Sun)

今日はたのしいひな祭り

今日はたのしいひな祭り

お雛祭りの頃はいつも寒かったなぁ~という記憶があります。春はそこまで来ているのに、まだまだ足踏みという底冷え。3月てぬぐいです。実家に置きっぱなしにしてた自分の7段飾りを、ここに定住したときにひきとったものの、もう十年以上押入れの中。ごめんなされ。でもうちは女の子はレイラだけだから、いいのだ(笑必然の気合がないと、とても飾るパワーは出ない、面倒な長物。すこし白酒召されたか~、あかいお顔の右大臣~♪右...

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お雛祭りの頃はいつも寒かったなぁ~という記憶があります。
春はそこまで来ているのに、まだまだ足踏みという底冷え。
3月てぬぐいです。
3gatu m
実家に置きっぱなしにしてた自分の7段飾りを、ここに定住したときに
ひきとったものの、もう十年以上押入れの中。ごめんなされ。
でもうちは女の子はレイラだけだから、いいのだ(笑
必然の気合がないと、とても飾るパワーは出ない、面倒な長物。

すこし白酒召されたか~、あかいお顔の右大臣~♪
右大臣って酒、弱かったのね(^^

* by ちゃいむ
ひなまつり手ぬぐいいいねえー♪
うちもひな人形出したよ、3月2日に。
そして旧暦の4月3日まで出すのだ( ̄▽ ̄;)

* by 美月
うんうん、エライ!(^^v
それも2日になってもメゲずに出す、主婦の鏡、母の鏡(笑
うちのおひなさんたちは押入れの守り神となっておられます。
五月人形とともに家族を押入れから守ってくださるのだー!
ありがたいのだ>コラ

2013-03-01 (Fri)

名フィル ドヴォルザーク・セレクションⅢ

名フィル ドヴォルザーク・セレクションⅢ

第34回市民会館名曲シリーズ<ドヴォルザーク・セレクション III >ドヴォルザーク: 序曲『謝肉祭』 作品92, B.169 ドヴォルザーク: ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品53, B.96, 108ドヴォルザーク: 交響曲第7番ニ短調 作品70, B.141 マーティン・ブラビンズ (指揮)松山冴花(ヴァイオリン)名古屋フィルハーモニー交響楽団2月28日(木)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(名古屋市民会館 大ホール)市民ホールにあれこれ...

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第34回市民会館名曲シリーズ
<ドヴォルザーク・セレクション III >
ドヴォルザーク: 序曲『謝肉祭』 作品92, B.169
ドヴォルザーク: ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品53, B.96, 108
ドヴォルザーク: 交響曲第7番ニ短調 作品70, B.141

マーティン・ブラビンズ (指揮)
松山冴花(ヴァイオリン)
名古屋フィルハーモニー交響楽団
2月28日(木)
日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(名古屋市民会館 大ホール)
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市民ホールにあれこれ言いつつ、川瀬さんの6番、円光寺さんの8番、
そしてブラビンスさんの7番まできました。皆出席(^^
これまでどれも素晴らしかった♪
そして今回。全体的な感想として、ブラビンスさんの個性が光る
ドヴォルザークだったと思いました。
うまく言えないですが、あまりドヴォルザークっぽいウネウネ感がない、
くどくない。スキッしてて、さらっとしている。クールで都会的、知的。
振り返ってこれまでブラビンスさんが振られたのを聴いたのは、
ウィリアムズ「ロンドン交響曲」、バックス、ウォルトンなど
イギリス色満載のものだった。また、ラフマニノフもクールで個性的だった。
で、ドヴォルザークもそうきましたか、という感じ。

ただ今回の席、訳あってのいただきもので1階の29列(1階は31列まで)
諸事情あるとはいえ、古い大ホールでのクラシックのナマ音演奏会は
ちょっときびしいな(市民ホールは前の方でかぶりつきで聴くとGood)
なので、十分に聴けたとは言いきれず、他の環境であればまた感想も
違ってくるかもしれないので、ごめんあそばせであります。
松山さんは遠目にもお美しいご様子にて、シルバーのドレスが、
コロンビアフィルムの女神さまのようでありました(^^
すばらしいバイオリンでした。もっと近くで聴きたかったですね。


* by めーちゃん
ドヴォルザークといえば
新世界しか知らないです。
音響と言えば、大阪では
シンフォニーホールらしいです。

Re: タイトルなし * by 美月
そうですね、9番はいちばんメジャーなマスターピースですね(^^
私も好きです。

http://mozart17561791.blog37.fc2.com/ * by 珍言亭ムジクス
過剰な表現のないスタイリッシュな感じでしたが、軽くならないのは土台となる弦をしっかりと弾かせていたからだと感じました。
聴き手としては会場が広すぎるのは承知していますが、ブラビンズにとってはどうだったのでしょうか。ブラームス・チクルスではこの会場の特性を踏まえての演奏となるのでしょう。
ヴァイオリンも魅力的だっので、ぜひ愛知県芸術劇場コンサートホールで聴きたいですね。

Re: http://mozart17561791.blog37.fc2.com/ * by 美月
すっきりはしていても軽くはなく、みっちり作られた様子は
会場後方でもよくわかりました。
ただ29列だと、絃が届きませんで…(汗
一部で金管や打部が浮いて先に聞こえてくる感じもありました。
ブラビンスさんもご多忙な中で会場コンディションの微調整までは
たいへんなことですね。
バイオリンはよかった~♪
鋭い刃物のような切れ味の演奏でしたね。
ぜひコンサートホールで聴きたいです(^^