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花笑み*マイ・フェイバリット

ワンコと映画と演劇と音楽と本とおいしいものと… 好きなもの、お気に入りのものについて書いていきます。

Top Page › Archive - 2011年02月
2011-02-25 (Fri)

ドラマ「四十九日のレシピ」

ドラマ「四十九日のレシピ」

ちょっとNHKのドラマが続きますが、関係者ではありません(^^;このドラマもとてもいいと思っていて、全4回の2回がもう終ってしまったのですが、BShiで2/25(金曜18時~)再放送がスタートするということです。→ドラマ公式サイト とてもシミジミします。とても深いです。とても温かいです。 みんな泣きながら生きている 自分ひとりだけじゃないてことが、ジンワリと染みてきます。でも、ネクラくはないです。オッカ(乙美母...

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ちょっとNHKのドラマが続きますが、関係者ではありません(^^;
このドラマもとてもいいと思っていて、全4回の2回がもう
終ってしまったのですが、BShiで2/25(金曜18時~)再放送が
スタートするということです。
ドラマ公式サイト
 
とてもシミジミします。とても深いです。とても温かいです。
 みんな泣きながら生きている
 自分ひとりだけじゃない
てことが、ジンワリと染みてきます。
でも、ネクラくはないです。

オッカ(乙美母さんの略)が亡くなって、
「49日にはシンミリとした読経はいらない。このレシピで、
 みんなと賑やかに饗宴してほしい」というレシピ帳が残された。

5歳から育ててもらった義理の一人娘ユリ子は、
10年間に渡る不妊治療と闘い、満身創痍、敗北して、
実家に戻ってきた。
他の女を妊娠させた夫は「どちらも選べないんだ」と言う。

一方、ダーリン(オッカの夫)は、最後に交わした会話が、
くだらない不満と怒り(弁当の包みのシミ)だったことを
非常に後悔していた。
一度も優しい言葉などかけてやらなかった。
葬儀でも泣かなかった。
でも、最後の最後、もっと正直な思いを伝えておけばよかった、と。

ユリ子の夫も、ユリ子を愛しているが、自分の子どもが生まれて
欲しい。自分の子どもの顔が見てみたい。
そして、その思いはユリ子もまた同じ。
自分を生んでくれた実の母はどんなふうに考えていたのだろう…?

そんな中に、オッカがボランティアをしていた少女の更正施設で
世話になったという風変わりな娘が「49日までの手伝いをする約束を
生前の乙美先生とした」と家にやってくる。
日系ブラジル人のちょっとヘンな青年も加わって、
みんなでドタバタの暮らしが始まるが・・・・

オッカの「自分史年表」を完成させようとして、何も書くことが
見つけられないみんなが悩む場面。
「子どもを産まなかった女には何の人生もないの?」と泣くユリ子。
そんなことはない、ぜったいないよ。
生きていたということだけで、それが自分史なんだ。
人を思いやり、人に慕われ、正直に真面目に生きた、
それが「生きた」ことの全てなんだ、
って(方向にドラマは進むんだろうなあ)と強く思ったけど、
こういう、生きてきたことの空虚さ、みたいなのは、
仕事という社会への係りを生涯継続して持ってきた男性陣には
あまり共感されるものではないのかもしれないな、とも思った。
さて、どうなんでしょう?

女性は必見、必読。
原作はこちら。
四十九日のレシピ四十九日のレシピ
(2010/02/16)
伊吹有喜

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2011-02-24 (Thu)

土曜ドラマ「迷子」

土曜ドラマ「迷子」

これは先週のNHK土曜ドラマ単発1回で放送されたドラマ。→公式サイト ものすごくおもしろかった。近頃には観られない素晴らしい力作だった。これまでにも才能が高く評価されてきた前田司郎さんの作品。大都会の雑踏の中で地べたに座り込んでいる一人のおばあさんがいる。貧しそうな身なりのそのおばあさんは、途方にくれているようにも見え、まだ都会で暮らし始めて日が浅い一人のOLが気にかける。下校途中の男子高校生3人もおば...

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これは先週のNHK土曜ドラマ単発1回で放送されたドラマ。
→公式サイト 
ものすごくおもしろかった。
近頃には観られない素晴らしい力作だった。
これまでにも才能が高く評価されてきた前田司郎さんの作品。

大都会の雑踏の中で地べたに座り込んでいる一人のおばあさんがいる。
貧しそうな身なりのそのおばあさんは、途方にくれているようにも見え、
まだ都会で暮らし始めて日が浅い一人のOLが気にかける。
下校途中の男子高校生3人もおばあさんに気付く。「ね、ヤバくね?」
「病気じゃ?」「迷子、かもよ」「助けてあげるべきじゃないの?」
しかし、そのおばあさんは日本語が通じない。
「ケイサツにつれて行こ」「ケイサツで、どうすんの?」
「ケイサツならどうにかなるっしょ」
ところが、お決まりの不必要な職質をしている警察官たちの前で
おばあさんはどこかに消えてしまう…

そんな風にして、次々と、
都会で一人暮らす若い男、ホームレスの中年おじさん、
父親が“蒸発”してバイト生活の女子高生と、その弟と、
女子高生に思いを寄せる大家の息子の大学生…などなどの人々が、
それぞれに、おばあさんにかかわっていく。

それまで関係のなかった人々が、あることをきっかけに関係性を
つなげていくというシチュエーションは、内田けんじ監督の映画作品
などに見られる興味深い手法に似ている。
しかし、本作はそこで「人の優しさ」が大きなテーマになっている点が、
とても愛しく重要な個性になっている。

誰もがそれぞれの事情を抱えながら、人生を、毎日の暮らしを、
苦労しつつ、悩みつつ、なんとかこなし、
それぞれは個別に全く殺伐と無関係であるようでありながら、
しかし実は、皆が、内面に大きな思いやり、優しさ、
とても温かな他への共感を心の底に抱いている。

おばあさんはいったい何がしたいのか?
おばあさんはいったい何者なのか?
どこから来て、どこに行こうとしているのか?

ささやかなプライドと、控えめで、優しい思いやりが、
ドラマを混乱させつつ、感動の、でもさりげなくて、やるせない、
美しい月夜のようなラストへと終結させていく。

人生って、いろいろあって、たいへん。
人生って、孤独だし、なかなかうまくいかない。
人生って、でも、きっと誰か、思いやってくれる人がいるはず。

3/27にBShiで再放送が決定しているようです。
見逃した方は、ぜひ、録画予約を(^^


2011-02-23 (Wed)

ドラマ「大聖堂」

ドラマ「大聖堂」

「ケン・フォレットの世界的ベストセラー小説をハリウッドの巨匠リドリー・スコット製作総指揮で初の映像化!愛と欲望に満ちた中世の世界を壮大なスケールで描く娯楽大作!」(HPあらすじより)てふれこみで、NHK海外ドラマ(BShi)「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」→公式サイト これ、番宣で、児玉清さんが出てきて、「アメリカ版を読んでいたところ、海外出張が入った。大作でとても重い本なので、迷ったけど、家に置いて行った...

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「ケン・フォレットの世界的ベストセラー小説を
ハリウッドの巨匠リドリー・スコット製作総指揮で初の映像化!
愛と欲望に満ちた中世の世界を壮大なスケールで描く娯楽大作!」
(HPあらすじより)
てふれこみで、NHK海外ドラマ(BShi)
「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」→公式サイト 

これ、番宣で、児玉清さんが出てきて、
「アメリカ版を読んでいたところ、海外出張が入った。
大作でとても重い本なので、迷ったけど、家に置いて行った。
ところがどうしても続きが読みたくてたまらず、あちらでイギリス版を
購入した。そしてまた移動することになり、再び置いて行ったが、
やはり矢もたてもたまらず、今度はドイツ語版を購入し、完読した」
と話されていた。

さすが、語学堪能の方は、言うことが違うね!
それも、超シブかっこいい児玉さんが言うと、全くイヤミじゃない(笑

なので、児玉さんがそう言われるなら、さぞおもしろいのだろうと、
第1回を観たのだけど…、
知ってる俳優さんが、ドナルド・サザーランドくらいしかわからず、
誰が誰やら、何の人なのやら、重要人物なのか、悪役なのか、いい人なのか、
えーー、なにー、わっからへーーん!(^^;;
…で終わり、しかし、第2回もヤケクソで惰性で録画、観たが、
第1回の録画を消してしまったので、復習確認ができず、
いまひとつ、飲み込めない域を抱えつつ、第3回に至る(^^;

ふむふむ、わかってきたぞーー>遅すぎ!
すんません、頭悪すぎで。
しかし、番組HP、これ、不親切すぎじゃないですか。
もっと、人物相関図とか、キャスト解説とか、普通つけるっしょ。
しかも、あらすじは「まとめトーク」ではしょりすぎだし。
けど、スケールが大きくなってきたし、やっと普通に楽しめそうなので、
続けて観ることにしますか(^^

2011-02-22 (Tue)

ドラマ「バーテンダー」

ドラマ「バーテンダー」

パソの具合も「断捨離」でだんだんよさげになってきました。このままでいけるといいなぁ・・・さて、最近、秘かに、にわかに憧れている職業があります。それは「バーテンダー」(^^vそう、このドラマ。金曜ナイトドラマ「バーテンダー」相葉クンがとってもいいです(*^^*ピッタリです♪他のキャストの方々も好きな人ばかりでgoo----dです。けど、実は若い頃から、次々と華麗なカクテルを作り上げるすご腕のバーテンダーさんに...

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パソの具合も「断捨離」でだんだんよさげになってきました。
このままでいけるといいなぁ・・・

さて、最近、秘かに、にわかに憧れている職業があります。
それは
「バーテンダー」
(^^v

そう、このドラマ。
金曜ナイトドラマ「バーテンダー」
相葉クンがとってもいいです(*^^*ピッタリです♪
他のキャストの方々も好きな人ばかりでgoo----dです。

けど、実は若い頃から、次々と華麗なカクテルを作り上げる
すご腕のバーテンダーさんには憧れておりましたので、
これまでもこことかを拝見しては、フムフム…と
レシピなんぞを見させてもらっておりましたです。

 Q:バーテンダーになるには?
 A:誰でも、いつでも、なれます。
  特に女性は歓迎されます。
だって(^^
しかし、ちょっと遅すぎたよねぇ。
「いろんなお店を移動して修行、キャリアを積む」てのが鉄則みたいで。
それに「女性歓迎」たって、年齢制限もあるだろうし(^^;
自分が飲みすぎててもダメだし(^^;;

仕方ないからドラマで疑似体験することにしますか♪
毎週楽しみにしてます(^^


* by ちゃ
相葉くんいいよねー♪
すっごく練習したらしいよ。
ただ今は録画ため中なんで、来月になったら
まとめてみまーす^^

* by 美月
>今は録画ため中
うんうん、そうかもと思ったよん(^^
「すっごく練習」の成果が、顕著に見えてて、ええわぁ~~~♪
なりたい!バーテンダーになりたい!って思ったもん。
ああ、もうちょっと若かったらなぁ~
(ライターなんてしてる場合ぢゃなかった。気付くの遅すぎ(爆

2011-02-21 (Mon)

名フィル定演 377回「ウィーン」

名フィル定演 377回「ウィーン」

名フィル第377回定期演奏会「ウィーン」マーラー:交響曲第9番二長調[指揮]ティエリー・フィッシャー2/19(土)愛知県芸術劇場コンサートホール ------------------------------------------3期にわたり常任をつとめてこられたフィッシャー氏最後のタクトは、マーラー最後の交響曲。(10番は未完なので)マーラーが生前に自分で聴くことができなかった交響曲。いろんな意味で区切りを感じさせる記念的な演奏会でした。この曲は演...

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名フィル第377回定期演奏会「ウィーン」

マーラー:交響曲第9番二長調

[指揮]ティエリー・フィッシャー

2/19(土)愛知県芸術劇場コンサートホール
------------------------------------------

3期にわたり常任をつとめてこられたフィッシャー氏最後のタクトは、
マーラー最後の交響曲。(10番は未完なので)
マーラーが生前に自分で聴くことができなかった交響曲。
いろんな意味で区切りを感じさせる記念的な演奏会でした。

この曲は演奏時間が長いことでも有名ですが、フィッシャーさんの
性格上(?^^;)テキパキ!とした感じなのかなぁーと、勝手に
想像していたところ、なんと、普通よりもさらに長め(遅め)でした。
そして、フィッシャーさんの特徴として、「テクスチャーが明瞭」
ということがいつも言われますが、今回は特に、どこで、何が、
どう鳴っているかがが、際立って感じられる、そのためによけいに
この曲の深刻な沈鬱さや相容れない感じが重く感じられるという
ことでした。

第一楽章、不吉で不穏な感じのする独特の和音と、なだらかに
語りかけるようにたゆとうメロディが、たった一度、ひとつに
協和して盛り上がり、クライマックスを迎えるものの、しかしまた
すぐに個別にそれぞれ語ると言った感じで、重く続けられます。
明確な協和というのはこの一度だけ、その後は、いっしょに鳴って
いながら、しかしながらけっしてうちとけてはいないという感じで
終楽章までずっと続きます。
第三楽章だけが強く、速く、荒々しく、猛々しく。
そして、はてしなくやるせない、諦観の第四楽章へ。

音が消え、音がなく余韻だけのある世界で、フィッシャー氏のタクトが
長く長く上がったまま、なかなかおろされませんでした。

とてもとても重く苦しい9番でした。
「9番には、しかし、希望や癒しもある」ともよく語られることですが、
この演奏にかぎっては、私にはそういうものは感じられなかった。
マーラーの人生が身にしみて辛かった。
生きている全ての人生が辛いものと思われた。

しかし、私は、きちんと学問的に音楽を学んではいないので、
いつも聴く態度が「主観的」なのだなあと、あらためて今回気付きました。
もう、自分が、幼い娘に先立たれた親の気分ですもん。
もう、世界でたった一人の女・アルマを、他の男に取られた気分ですもん。
そして、不治の心臓病を抱えた50前の男の気分ですもん。
世論が自分に真正面から逆風で当たってくる気分ですもん。

だから、実は、クラシックを聴く資質が、私にはないのかもしれないなぁ
と考えたりしました(^^;
もっと、音楽の構成として聞くべきなんですよね、たぶん。

次の水曜・日曜とブラームス・ツィクルス#3#4がありますね。
フィッシャー氏ラストを飾る「悲劇的」と「4番」ですか。
むーん・・・残念ながら、予定上行かれません。
また、みなさんの感想を楽しみに拝見することにします(^^

* by めーちゃん
今は、しんどい音楽ご法度ですわー
強制的にモーツアルトでもかけています。

しかし、しんどい音に癒される場合もあるんですよね。
鬼束ちひろとか。

* by 美月
なんでも自分の体調に左右されるってこと、
あると思います。
前と、その時と、次と、同じものが全然違って感じられたり。
まあ、「その程度の自分なんだな」と思いますが…(^^;

言葉で表す難しさ・・・今更ですが * by 珍言亭ムジクス
この曲は両端楽章と中間楽章の乖離もひとつの大きな魅力であり、そのために終楽章の沈潜が際立ってくると思います。
フィッシャー氏は見事にその対比と沈潜を聴かせて名演奏になったと思います。

予備知識で苦しむってことは、ままありますね・・・ショスタコーヴィチなんて最も気をつけないいけない人物です(^^;
でも感動したかどうかは常に原点だと思います・・・その点では充分に堪能されたのではないでしょうか?

* by 美月
もちろん感動しました。静まり返った会場で
鼻水が出て困りました(^^;
素晴らしい演奏であったことに100%異論ありません。

予備知識:ショスタコーヴィチ、よく言われますね。
芸術家の人生や生き方と、その表現されたものというのは
どの分野の作品でも切り離せるものではないでしょうから、
難しい問題だろうなあと思います。

さて、市長の話の方は…(^^; できれば美しい音楽家で
お願いしたいです(^^

2011-02-21 (Mon)

ご無沙汰のご連絡

ご無沙汰のご連絡

みなさまにわかに春めいてまいりました。うれしいです(^^サボっている間にPCのご機嫌がどんどん悪くなってしまい、私はなんとか元気にやっておりますが、マシンの方が挙動不審です。土曜日の名フィル定演は行きました。こちらの感想はまた後ほどということで。ひとまず、PCが突然落ちてしまうので、なにか急なご連絡をいただく場合には携帯の方にくださいまし。PC経由だとはじいてしまう場合がありますので、携帯→携帯にいただ...

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みなさま
にわかに春めいてまいりました。うれしいです(^^
サボっている間にPCのご機嫌がどんどん悪くなってしまい、
私はなんとか元気にやっておりますが、
マシンの方が挙動不審です。
土曜日の名フィル定演は行きました。
こちらの感想はまた後ほどということで。
ひとまず、PCが突然落ちてしまうので、なにか急なご連絡を
いただく場合には携帯の方にくださいまし。
PC経由だとはじいてしまう場合がありますので、
携帯→携帯にいただけると幸いです。
うーん、買い替え時、かなぁ…とほほ…
持ち直してくれるとありがたいですが(^^;