劇場の興奮をそのままに映画館で観るゲキ×シネ、今回は昨年秋に大阪に観にいった「蛮幽鬼」 →公式サイト(→日記)舞台のおもしろさは改めて言うまでもありません。今回も非常に楽しませてもらいました(^^平日の映画館も同じ思いの人たちで、ほぼ満席。大阪で観た時は、稲森さんの美古都の思いが際立って感じられたのですが、今回、表情のアップなどもゆっくり楽しみながら観直してみて、非常に強く訴えかけてきたのが、堺雅人...
今回は昨年秋に大阪に観にいった「蛮幽鬼」 →公式サイト
(→日記)
舞台のおもしろさは改めて言うまでもありません。
今回も非常に楽しませてもらいました(^^
平日の映画館も同じ思いの人たちで、ほぼ満席。
大阪で観た時は、稲森さんの美古都の思いが際立って感じられた
のですが、今回、表情のアップなどもゆっくり楽しみながら観直して
みて、非常に強く訴えかけてきたのが、堺雅人さんのサジと、
上川さんの土門。
サジは、殺し屋として、ただそれだけのために育てられ、生きてきた、
本名もない男。爽やかな笑顔の裏に、凍りついた冷血と、孤独と、
やむなく生きる切なさが、とても深く感じられました。
土門の方も、陰謀のために殺された友人の無念、自らを冤罪に
陥れた者への復讐をとげるために、生涯を賭けた男。
その青い炎がメラメラと燃えるような怨念。悲しみ、怒り、孤独。
また、早乙女太一クンの忍びも、やはり良かった。
それぞれの男たちの孤独が強く共感を誘い、涙を誘います。
高田聖子さんにもやっぱり泣かされ、ジュンちゃんの熱演も
やっぱりよかったよー。
新感線は、ジュンちゃん、成志さんのケガでたいへんですが、
早くよくなられるといいですね(^^
作品と指揮者とオーケストラが最高の到達点で交わった希有のひとときとなり、それは最高の出来事でした。
こういう体験ができたことをブログで共有できるのは大変に嬉しいことです。