NHK「N響アワー」にてヤンセンのバイオリン協奏曲(チャイコフスキー)を聴いた。---------------------------バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 全曲 ( チャイコフスキー作曲 ) バイオリン: ジャニーヌ・ヤンセン 指揮: エド・デ・ワールト [ 収録: 2009年4月10日, NHKホール ] ----------------------------若き美貌の天才バイオリニストとして有名なヤンセンだが(1978年生)その激しい情熱と若々しいエネルギー、チャレン...
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バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 全曲 ( チャイコフスキー作曲 )
バイオリン: ジャニーヌ・ヤンセン
指揮: エド・デ・ワールト
[ 収録: 2009年4月10日, NHKホール ]
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若き美貌の天才バイオリニストとして有名なヤンセンだが(1978年生)
その激しい情熱と若々しいエネルギー、チャレンジジングなポジション、
そしてアバンギャルドなきかん気たっぷりの意気込み、
とにかくすさまじいド迫力の演奏だった。
まあ、立っているだけでN響のオジサマ連を凌駕しかねないパワーを
感じさせる彼女なのだが、全身全霊フル稼働して、挑みかけるように弾く。
時に視線でタクトを煽るようなしぐさ、それに呼応してN響もどんどん迫力が
加速していく。聴いてるこちらも息つく間もない感じだ。
チャイコフスキーのこのバイオリン協奏曲は、特に1楽章の夢見るような、
そして少し郷愁を帯びたなつかしく癒されるフレーズが広く知られ、
親しまれているが、ヤンセンが弾けば、なんというか、
・・・そんなもんではない・・・である。
それが、100%よし、かどうか、それは受け取る側の好みやコンディションに
よるだろうけど。。。
第三楽章においては、もう非常にボヘミヤンで、なんか、これは・・・そう、
ロックコンサートの迫力とノリだ。
弓のヘアーが、すでに1楽章から数本切れて、演奏につれて彼女の襟元で
プワプワとあちこちに遊んでいたのだが、
三楽章になると、それがもうマフラーほどにもなってきて(←オーバー(笑
ぜんぶ切れてなくなってしまうのではないかと思われるほど。
感想を一言でまとめれば「まるで別の曲のようでした」(^^
オマケは4年前の彼女のメンデルスゾーン
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バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 から ( メンデルスゾーン作曲 )
バイオリン: ジャニーヌ・ヤンセン
指揮: ウラディーミル・アシュケナージ
[ 収録: 2005年1月29日, NHKホール ]
管弦楽 : NHK交響楽団
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こちらのCDはジャニーヌ・ヤンセンのサイトで試聴してみたが、
昨晩のN響のはこれよりもっとすさまじかったよ。
好きかきらいかは別として、ものすごい才能の演奏である。
私としては、老成しすぎ、すべて達観、な演奏もおもしろくないと思うけど、
あまりにパワフルなのもこちらのエネルギーが疲弊してしまうかな?(^^;
彼女は、どうも、「紐」のドレスが好きらしい。
なんか、ちょっと、、、よろしくない(^^;
チャイコの時のはカーテンを紐で巻きつけたみたいだったし、
もう一曲のも、背中のらせん状の紐が気になってしょうがなかった。
美人なのだから、すっきりとしたプレーンなドレスが似合うと思うのだけど。
よけいなお世話だが(笑
いやあ、クラシック界も、美形のお方がどんどん増えてますデス。
ビジュアルよし、演奏よし、であれば、さらによし、ってことでしょう(^^v
たぶん演奏にその性格や哲学が出ているのでしょうから、
個人的にロックな生き様の方は大好きなので、リスペクトしております。
「てめえの足で立て!」とえーちゃん様もおっしゃってますし、
ナヨナヨの自分としては見ならいたいものだなーといつも思います。
(追)某所アプリのご紹介、ありがとうございました~(^^
「ヤンセンって誰?」状態ですが、演奏は良かったですね。力強いというか張りがあるというか、じつに際だった演奏でした。音色も良かったし。演奏そのものには違和感を感じませんでした。いっしょに歌っていました(笑)
ですが、視覚的にはどうでしょうか。単に私の好みじゃなかった(笑)というだけかもしれませんが、ご指摘のように、もっと端正な衣装のほうが映えそうですね。
できれば、メンコンも第1楽章から聴きたかったけど、1時間の枠じゃ当然ムリですよね。
私はいっしょに歌う余裕はなかったですよー(笑
その前に「アマデウス」で「悲愴」の後だったので、
仲道さんのピアノが実に上品で「どこに出しても◎」演奏だったので(^^
ふたつの落差が余計に加速されて感じたのかもしれません。
音色、ほんとにすばらしかったですね。
「いったいどんないい楽器?」なんて庶民的な想像もしてしまいました(^^;
> もっと端正な衣装のほうが映えそうですね。
ですよね~(^^あれは、ちょっと・・・ 国民性なのかなぁ・・・?
(生・仲道さんは、去年、名フィルで聴きました。 これまた、よかったですが。)
「悲愴」は、娘が小6の時に第3楽章を発表会で弾いて、それ以来、「耳タコ」状態です。
今日もいっしょに歌ってしまいました(笑)
ちなみに私のオススメはアシュケナージ。
仲道さんもよかったですね、とくに表情が(笑) 曲の解釈がアシュケナージに似てるな、と感じました。
数年前にブレンデルのCDを買い、なるほど人には得意不得意があるものだと納得しました。
以上、酔っぱらいのとりとめもない書き込み、失礼しました。
> (生・仲道さんは、去年、名フィルで聴きました。 これまた、よかったですが。)
これ、私も行きました(^^ ×コバケンでしたよね。
ブルーのドレスがセンスよくて美しかった~(*^^*
> 「悲愴」は、娘が小6の時に第3楽章を発表会で弾いて、それ以来、「耳タコ」状態です。
> 今日もいっしょに歌ってしまいました(笑)
実は私も第1楽章を発表会で弾いたことがありまして、
たしかあれは15歳・・・(いったいどんだけ昔?
当時はまだ精神的にほんの子どもで、人生だの、苦悩だの、救いだの、
そういうことはまったくわからず、ただガンガン、パワーで弾きまくってました。
恥ずかしい話(^^;
> ちなみに私のオススメはアシュケナージ。
> 仲道さんもよかったですね、とくに表情が(笑) 曲の解釈がアシュケナージに似てるな、と感じました。
アジュケナージもブレンデルもどこかで見つけたらぜひ聴いてみたいです。
仲道さんの表情は、悩めるたおやかな芙蓉の花・・・って感じでしたね(^^
ええ、ショパンをバイエルにするのはわたしです。
イケメン指揮者きた!
と思ったら男前なおばさんでした。
あの、CMの・・・
がっかりです。
お久し振りです^^
ヤンセンさんを知らなかったので某所で予習してきました(笑)
すんごく美人な……ジャケ買いしそう。
でも演奏は……ろけんろーるですか??
すごく気になります……。