岩松了監督(&脚本)の「たみおのしあわせ」を観た。「しあわせってなに?」「結婚ってなに?」「愛ってなに?」という映画なのだそうで、そのつもりで行ったのだが。しかし、たぶん、このキャッチから常人が予想するものとは、本作は違ったタイプのものである。岩松さんだから、そうそうかわいいストーリーなわけないとは思っていたが、想像以上。岩松了さんという方は、才能に恵まれた優秀な人だが、そのあふれる知性と、豊かな...
「しあわせってなに?」「結婚ってなに?」「愛ってなに?」
という映画なのだそうで、そのつもりで行ったのだが。
しかし、たぶん、このキャッチから常人が予想するものとは、
本作は違ったタイプのものである。
岩松さんだから、そうそうかわいいストーリーなわけないとは
思っていたが、想像以上。
岩松了さんという方は、才能に恵まれた優秀な人だが、
そのあふれる知性と、豊かな人間愛と、深い思考・考察力を、
そもそもまっすぐには表現してくれない。
基本、この方は、スタンスが斜め。
シニカルで、アイロニカルで、そしてペシミストである。
この映画にも「ね~、そうなんだよ~、そうでしょ~?ふふ。。」
という岩松さんのあの人なつこい笑顔が見えてくる気がした。
以下、ネタバレ部分もあるかもしれませんので、
興味のある方はどうぞ。
たみお(オダギリジョー)は、シャツをいつもパンツinして、
そのパンツはワンタックのベージュのチノ、
ウォーキングシューズを履き、リュックをしょって、
長髪をうしろで束ねている。
ダサい、もてない、結婚できない男である。
オダギリが演じているので、つい好意的にみてしまった私だが、
しかし日常にこういう男がいたら、たぶん、避けて通る。
少年時代に母をなくし、父との暮らしに屈折した思いを蓄積しており、
コミュニケーションが苦手だ。
そのたみおが、幾度めかのお見合いをした。
相手は、楚々たる美人、瞳さん(麻生久美子)だ。
ロケは「マスクマン」しか遭遇しなかったなぁ。。。
(ま、息子が喜んだからいいんですけどねw)
わたくしも生オダギリに逢いたかったでござーますよ~
……に反応してしまいました(笑)
さっそくググったらぴったりの言葉で検索しているひとが多い?すぐ見つかりました。
そうなんだ……いいとこそうですね。(うちからはちょと遠いけど)
いつもご紹介ありがとうございます!